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2024年2月27日

高橋樺子の ウチナーしまぐくる「さっちゃんの聴診器」編|沖縄音楽旅行Vol.50 連載コラム

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高橋樺子のウチナーしまぐくる「さっちゃんの聴診器」編|沖縄音楽旅行Vol.50 連載コラム

なにわの歌姫、高橋樺子。沖縄移住のふれあいのなかで島の心を育んできました。連載コラムのシーズン2は、私がこれから大切に歌い続けていきたい歌、「さっちゃんの聴診器」について書き記していきます。

「さっちゃんの聴診器」歌うことになったキッカケ
文|高橋樺子

なにわの歌姫、高橋樺子の連載コラムもシーズン2に突入しました。前回は作詞を担当されたもず先生に執筆していただきましたが、シーズン2は、私がこれからも大切に歌い続けていきたい歌、「さっちゃんの聴診器」について書き記していきたいと思います。今回は私が歌うことになったキッカケなどをお伝えしたいと思います。

2018年8月初旬、もず唱平先生から興奮状態での電話。大阪のスラム街とも言われている釜ヶ崎で医療活動をされていた女医の矢島祥子さんを初めて知りました。9年前にお亡くなりになられていた内容が大変衝撃的でした。次の日、早速もず先生が一晩で書かれた作詞原稿を手にして「君が歌うんやからな」と言われ「はい」と返事はしましたが何にもわかっていませんでした。

それから矢島祥子さんの事を色々調べていると不安な気持ちが芽生えたのですが、私の思いとは別にどんどん話は進み、作曲は祥子さんの実兄矢島敏さんが手がけることになり、「この歌を私が歌うことでいいのか」という思いが膨らんできました。

歌いはじめてからも、どこか第三者的な角度の立ち位置でした。おかしいものですね。気持ちの表れか、歌詞もメロディーも覚えられなくて、いま振り返ると最悪です。人前で歌っていたことに恥ずかしさを感じます。

コロナ禍で歌手活動も儘ならない時でもよく考えてみたら「さっちゃんの聴診器」は絶えることなく生きていました。静かに根を張り、ゆっくり広がっていたのです。そして5年後に芽を出しました。状況についていけていなかった私は、祥子さんの34年の生き方を聞くなかで覚悟が決まりました。心にさっちゃん先生が咲きました。

いまではできる限りさっちゃん先生を感じたいと故郷、群馬県を訪れてみたり、生前生活されていた釜ヶ崎に出向き、ご家族はじめ支援者の方々が行われている炊き出しや、チラシ配布などにも参加しています。もず先生からの教えで、実際「足を使って、目でみて、体で感じることが大事なんや」とそれが歌の魂となり人は感動する。

これからもこの教えを活かし「さっちゃんの聴診器」、矢島祥子さんを知らないという人がいなくなるまで広めていきたいと思います。高橋樺子がんばって参りますので応援宜しくお願い致します。みなさまの笑顔が花咲く1年になりますように。

【写真キャプション】
❶ & ❷さっちゃん牛丼”炊き出し@釜ヶ崎三角公園
❸仙台仮設住宅訪問。歌のプレゼント! 「がんばれ援歌」の踊りを振り付け指導!
「能登半島地震、お亡くなりになられた方のご冥福と被災地のみなさまに心よりお見舞い申し上げます」。デビュー曲は東日本大震災復興応援歌(著作権料全額寄付)「がんばれ援歌」。新たな活動開始します! 〜樺子〜

ARTIST INFORMATION

【高橋樺子 PROFILE】
2007年関西歌謡大賞 (レコード商組合主催の音楽祭) でグランプリ受賞。 2011年6月 「がんばれ援歌」でデビュー。2015年、戦後70年目を迎え、平和の尊さを訴える祈念歌「母さん生きて」を発表。これは被爆の実話から誕生した曲。2018年1月 「四丁目のスナック」、「宗右衛門町ブルース」 を発売。 2022年より、沖縄に活動拠点を置き、島唄とやまとうたを融合した新しい音楽を追求する作詞家、もず唱平氏の下、自身も三線、三板等の演奏に挑戦中。4タイトル連続リリース第一弾「さっちゃんの聴診器」を2023年1月に、続いて第二弾となる「ウートートゥ」を4月26日に、さらに第三弾として「うりずんの二人」を7月24日にリリースした。
高橋樺子 Official Website
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【高橋樺子 FM那覇番組「聴いてもろて何んぼ」スタート!!】
高橋樺子の FM那覇ラジオ番組「聴いてもろて何んぼ」がスタートしました。毎週金曜日午後10時よりスタート! 番組では、沖縄県内在住の移住者の方で、ふるさと自慢のコーナーに出演していただけるゲスト、並びに、沖縄県内の子ども食堂の情報をお待ちしております! 番組へのコメント、情報は以下! ぜひ、番組作りにご協力ください!!

番組名:「聴いてもろて何んぼ」
放送局:FM那覇 78.0Mhz
放送時間:毎週金曜日22:00〜
パーソナリティー:高橋樺子
Email :info@utadama-music.com
FM那覇:高橋樺子の 聴いてもろて何んぼ
視聴方法:https://www.fmnaha.jp/listen-net
YouTube:FM那覇YouTube

もっと生きたかった誰かの為に……
「平和に生きてゆく」意味を、改めて考えさせられる作品

「さっちゃんの聴診器」の主人公である大阪 西成に実在した女医 矢島祥子さんの半生を、作詞家もず唱平氏が描いたドキュメント。沖縄で研修医として働いていた矢島祥子さんは、研修後、大阪の病院に就職し、その頃からボランティア活動に目覚め、大阪市西成区のあいりん地区にてホームレスの支援活動に従事することになった。その活動ぶりが大変好評で、「西成のマザー・テレサ」との異名までついたが、2009年に不可解な死を遂げてしまう。実兄にあたる作曲の矢島敏氏は、真実を解明する活動を起こすなか、この町には欠かせない応援歌「釜ヶ崎人情」の作家もず唱平氏と出逢い、意気投合、今作品の発表に至った。この歌のメッセージ、それを伝えてく使命を授かったのは、なにわの歌姫 高橋樺子。高橋は、2022年に沖縄に移住し沖縄を拠点に世界中に平和のメッセージを届けたいと準備を重ねてきた。彼女にとって 5年ぶりのシングルとなる「さっちゃんの聴診器」は、沖縄での活動の幕開けの曲であり、平和をテーマに歌い続けてきた彼女にとって、また新たなるスタイルの平和を求めた楽曲でもある。 「もっと生きたかったこの町に、もっと生きたかった誰かの為に」というメッセージが、いまの世の中で「平和に生きてゆく」という意味を、改めて考えさせられる。軽快なリズムと美しいメロディーに乗せて、高橋樺子が軽やかに歌い上げている「さっちゃんの聴診器」、令和の名曲がここに誕生した。

【高橋樺子/さっちゃんの聴診器】
ARTIST:高橋樺子
CD TITLE:「さっちゃんの聴診器」
RELEASE: 2023年1月26日 
PRICE:1,000円(tax in)
CODE:YZUD-15001
詳細:UTADAMA MUSIC OFFICIAL WEBSITE

高橋樺子「さっちゃんの聴診器」Music Video


高橋樺子 INTERVIEW |沖縄音楽旅行Vol.46 WEB版
 沖縄移住し音楽活動を始めた、なにわの歌姫
 高橋樺子が平和の心を届けていく

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