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2011年4月1日

スリムクラブインタビュー 自分を肯定しつづけて、個性を伸ばしていけばいい!!

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優勝賞金1,000万円をかけて「笑い」を競うテレビ番組「M-1グランプリ」で、今年準優勝を獲得した、沖縄出身のお笑いコンビ「スリムクラブ」。これまでの漫才の概念を覆す、沖縄ならではの間合いの取り方、語らずとも心境を伝える表情などで、茶の間を笑いに包んだ。そんなふたりが、この4月に開校を控えた「よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ」の記者会見に登場。ふたりの笑いを育んだ沖縄の魅力について、沖縄LOVEwebで独占インタビューを実施しました!!

ー「M-1グランプリ」での準優勝を経て、おふたりの活躍を見ている僕らウチナーンチュは、いつも勇気をもらっています
真栄田:ありがとうございます。沖縄の方にそういってもらえるのが、僕ら一番うれしいですね。

ー向こう(東京)に出られてから何年くらい活動されているのですか?
真栄田:僕が7年で、内間くんはは9年ですね。

ーもちろん「M-1グランプリ」に出場前も、ライブ活動などを地道に頑張ってこられたお二人だと思うのですが、テレビでの露出はかなり大きな影響力を与えたのでは?

真栄田:そうですね。向こうで舞台や稽古に励んでいても、その様子はなかなか伝わりにくかった。特に両親は「あんたたちは何をやっているの?」なんて心配もかけていたようで。でも「M-1グランプリ」に出場してから、テレビでの露出が高まったことで、僕らの活動が伝わりやすくなったのは確かですね。テレビで大きく報道されると、伝達力が倍増するのを実感しましたね。

ーこれまで、沖縄県外での活躍が主だったと思うのですが、おふたりにとって、沖縄ならではお笑いは何だと思いますか?
真栄田:沖縄ののんびりした笑い、ゆったりした笑いというのがありますね。例えば仲田幸子さんの舞台ってそうじゃないですか。スピーディーに動く間に、「あんなこといってるよ」って表情と間で笑いを取る。言葉にならない雰囲気の笑いって言うんですか。

ースリムクラブはネタも面白いことながら、人柄で笑いをさそっている部分もありますよね。
真栄田:そういう意味では、具志堅用高さんも、ガレッジセールの川田さんも共通項があるんじゃないかな…って思います(笑)。天然っていうか、内から湧き出てくるような生命体としての面白さを沖縄の人は持っているんじゃないかなって思いますね。

ー話は変わって、4月から「よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ」が開校するわけですが、おふたりが講師として登壇する可能性は?
真栄田:
そうなったら嬉しいですね。僕らが教える事よりも、逆に生徒さんから学ぶことも多いのではないかな…って思うんですけれど。お互いに切磋琢磨して磨き合っていくような環境ができれば嬉しいですね。

ースクールではお笑いの基本…例えば発声方法なども学べるわけですよね。
真栄田:沖縄の人って、ちょっとはじかさー(はずかしがりや)な部分もありますよね。大きい声を出して、吐き出してしゃべる気持ち良さを、学んで頂けると思います。

ーこれからこのスクールに入って、お笑いの道に進もうと考えている方たちのために、お笑いを続ける上で大切な事を伝えるとしたら?
真栄田:僕らもそう大したこと言える立場じゃないですよ~(笑)
内間:ただ、自分に正直になって、自分の好きなお笑いをやる事だと思います。さっき話題にものぼったように、沖縄独特の間のある笑いというのは、沖縄に流れるゆったりとした空気感の中で自然と身に付いてきたものだと思うんです。僕の中にもその空気感はあったはずなのに、自分の中にあるリズム感を否定して、東京や大阪方式の突っ込みばかり真似していたんですよね。でも、そのスピード感に全然付いて行けなくて…。改めて自分の内を見つめ直したら、自分の中にはゆったりした空気が流れていることに改めて気づいたんです。
真栄田:僕の場合は声。昔はからかわれたりもしましたが、今はこの声を生かしていますし…。自分にあるものを否定せずに、肯定する事が大事なんだって気づきました。

ーその人しか出来ない笑いを追求するには、自分を知ることから…っていうことですね。
真栄田:自分が好きな事はなんなのか分析するる事で、客観的な目線で自分を見る事もできますよね。好きなマンガとか、映画とか、ファッションとか。

ーそうですね。それでは、未来の子どもたちに伝えていきたい沖縄の笑いってありますか?
真栄田:方言ですね。方言を生かした漫才やコント。標準語に変換できない方言ってありますよね。標準語に変えられないニュアンスをもった方言を生かしたことば…「グワーシー」とか。「ぬぅ」とか。「ジキシッ」とか。沖縄のネイティブな力や個性があるお笑いを残したいですね。

ーそれでは最後に沖縄のファンの方に向けてメッセージをいただけますか。
真栄田:いつもブログへのコメントや、ファンレターを頂きありがたく思っています。そういう地元の方に応援してもらっているのが一番のパワーになります。僕らも沢山の笑いを皆さんに提供しますので、応援よろしくお願いします。
内間:僕らは東京でも頑張りますが、沖縄でもイベントが出来たらいいなと感じています。皆さんと一緒に出来る事を考えながら活動できればと思います。
真栄田:そういう沖縄で力を持った方、どうぞ連絡を下さい(笑)


よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ INFORMATION
募  集:お笑いコース(50名)/総合制作コース(50名)
応募資格:中学卒業見込以上の男女(未成年で出願された方は、身元保証人の承諾が必要となります)
在籍期間:2011年4月〜2012年2月(予定)
授業構成:週2日授業(土曜/日曜)1日1コマ(予定)
現場研修・舞台制作など特別授業も随時開催
学費入学金:280,000円(初年度特別料金)
募集締切:2011年4月10日必着
資料請求・問合:〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-21
株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー
YCC東京内よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ準備室
TEL. 03-3209-8248(平日11:00〜21:00)
ホームページ:http://www.yoshimoto.co.jp/yoec/

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