2022年3月15日
the youのこれまでとこれからが詰まった『by now』
about the you. bynow and in the future
2020年初頭から全世界がパンデミックの渦に。音楽やエンターテインメント界も大きなダメージを受けた。そんななかでも10か月連続配信やスペシャルな配信ライブを開催するなど、活発に活動を続けている県出身のバンドthe you。そんな彼らが5年ぶりのアルバムとなる『by now』を2022年3月にリリースする。彼らのなかの「止まらない音楽、止められない音楽」、その原点に迫るスペシャル・インタビュー。
Interview & Text:幸田悟
──イレイさんは、2004年の結成以来、地道にしっかりとthe youの舵をとってます。音楽を始めたキッカケ、the youの魅力について教えてください
伊禮勇希(イレイ) 高校の友達がメッチャ音楽が好きなやつで、いきなり彼がエックス・ジャパンのギター・フレーズを弾きまくったんです。それが衝撃で……。自分もギター弾いてみたいと思っていたので、相談したらコード表をくれて、それをテキスト代りにギターを始めました。オリジナルを初めて作ったのは19歳のとき、初めて組んだバンドのメンバーの前で歌いました。震えるくらい緊張してました(笑)。the youを結成したのは、大学を卒業した歳だから22歳のとき。前身のバンドのボーカル担当の仲本が声をかけてきた流れで、いっしょにやることになりました。でもまさか、ここから18年も続けるとは自分でも思ってなかったです。結成当初、一時期事務所に所属してて、2010年にシングルCD「heat」、ミニアルバムの『sunbird』をリリース。2012年に事務所をやめて自主制作でアルバムを制作しました。タイトルは『lincoh』(燐光)。the you としてはこれをファースト・アルバムとしてます。ただ、この作品をリリース後、仲本が脱退することになり……。僕としては、「最高傑作のアルバムができたのに」という思いが強く、すぐにメンバーを探し始めたんです。
──それぞれ the youのメンバーとなった経緯について教えてください
zunari(ズナリ) 僕がthe youに入ったのは2013年です。イレイさんから直接電話をいただいて……。当時やってたバンド、SKANK69が解散したタイミングだったのと、もともとthe youが好きだったので、ギターとして加入することを即決しました。
浦崎直哉(ナオヤ) 僕が加入したのはズナリが加入した直後、2013年8月です。the youのサポートで叩いていたドラマーから声がかかり、the youの曲を聴いてみました。いままで聴いたことがないサウンドにも衝撃を受けて、the youの音楽に入り込んでいきました。
田川駿一郎(タガワ) 僕は2016年に入りました。その前年に一度サポートしたことがあって。「バンドでモンゴルに行くのでいっしょに行かないか」ってイレイさんから突然の電話……(笑)。もともとthe youのファンだったし、これから繋がっていきたいなと思ったので、バンドに参加することにしたんです。
──新メンバーが加わり、作品もコンスタントにリリースしていきます
イレイ 2014年にアルバム『Night Drop』をリリースしました。ボーカル仲本が辞めて、ズナリやナオヤが入ってきて、さらに新しいメンバーも加え5人編成の3ギターのバンドとなりました。ボーカルも僕自身が担当することになり、感覚としては全く新しいバンドという感じでした。そのアルバムに代表曲である「sun」も収録してます。この曲は、2018年くらいから「SHARP AQUOS4K/8K」のCMソングに採用されてます。
ズナリ このアルバム制作に前のめりに参加しました。the youのサウンドは、洋楽的なニュアンスが強いんですが、自分は邦楽的なフレーズを弾くギタリストだったので、そのエッセンスも盛り込むことができたのではないかと思います。
イレイ そして2017年には、ミニ・アルバム『vein』をリリース。これまでは、僕が作り込む感じが強かったんですが、このアルバムはメンバーのアイデアをふんだんに盛り込むことに。そのおかげで「the you」のアルバムとなったし、サウンドの可能性が無限に広りました。
ナオヤ このレコーディングに関しては、「やってみよう」という挑戦的なアプローチがすごく良かったと思います。僕的にはポンポンとアイデアが出るタイプではないのだけど、制作過程において、それぞれの考えを理解しようとすることで、the youへの理解度がより深まりました。もちろんプレイヤーとしてもヤリガイを感じました。
──2016年、2017年にはモンゴル最大のロックフェス「PLAY TIME FESTIVAL」に出演
イレイ 海外のバンドや音楽関係者が集まるイベント「Sakurazaka ASYLUM」に参加したときに、「PLAY TIME FESTIVAL」のプロデューサーから「このフェスに参加して欲しい」と声がかかりました。彼自身が、ポスト・ロックなどが好きで、好みにドンピシャだったらしいです。「ホントか?」と思い、フェスのことを調べたら「フジロック級」の大きなフェスだったんです。このフェスのメイン・ステージに出られるならということで、参加を決めました。
ズナリ 世界的なアーティストも参加するこのフェスのことを知ったときに、ビックリしました。でも「行くまでぜったい信じねーぞ」って気持ちも強かったですね(笑)。
タガワ 最初に行ったときは、僕はthe youに入りたてで、20曲くらい一気に覚えて参加しました。とにかく必死で、あまりよく覚えてないんです。2回目のときは、僕らを待っててくれたオーディエンスもいて、1万人近くの観客が盛り上がってくれたのがとても嬉しかったですね。「日本の曲が海外でも受ける」その可能性を肌で感じた、フェスへの参加でした。
ナオヤ ズナリくんも言ってたけど、メインステージに出演できるって信じられなかったです。出演順もトリの前とか、ものすごくいい待遇なんです。ステージからの景色は、いままで見たことのない情景で、ほんとに出演して良かったと思いました。
2022年7月7日〜10日開催:今年20周年のモンゴル PLAY TIME MUSIC FESTIVALに3回目のオファーがあり参加予定。フライヤー画像は、参加アーティスト一覧。the youの名前も探してみてください
──コロナ禍中、沖縄の音楽シーンにとっても試練のとき。ミュージックタウン音市場で開催した配信ライブは、演奏はもちろん、演出、照明、映像と非常にクリエイティブで挑戦的でした
イレイ バンドマンはみんな「どう動いていけばいいのだろう?」って考えたのですが、裏方さんたちも本当に困ってたんです。実はこの配信ライブは裏方(照明、映像、企画)である棚原栄作さん(MLスタジオ)発信で、彼の企画に「バンドとして参加しないか」とお声がけいただいたんです。バレエとのコラボレーションは初挑戦だったんですが、バレエ・ダンサーの演技に超感動しました。ライブ後、配信を視聴して、舞台美術、照明、演出、演奏、演技、映像、それぞれの分野が力を出し切ったクリエイティブ、他人ごとのように超感動でした。これに参加できて本当に良かったなと思います。当時、配信ライブの正解は誰も知らない。そんな状況下での挑戦だったので、すごく前向きになれました。
──2021年2月には10か月連続配信がスタートしコンスタントにアップデートしていきます
イレイ 2019年から2020年にかけて、アルバムのリリースを前提にレコーディングし、10曲完成しました。いざリリースというタイミングでコロナ禍に……。止めずに動きたいということで、10か月連続で配信することにしました。アナリティクスで配信の視聴者層を確認すると、欧米、アジア、中南米など、本当に世界中の人が聴いてくれているんです。このことに、少なからず、配信に対する可能性を感じることができました。
──そして、満を持してアルバム『by now』をリリースします。タイトルの意味、アルバムに込めた思いを教えてください
イレイ コロナ禍で強制的にライブも止められ、活動も思うようにいかない……。そんなとき、学生時代から好きなUKのバンドのライブをYouTubeで見たんです。そしたら「by now」という言葉を連呼してて……。言葉の意味を調べたら「いままで」という意味。「いままでがあるから、これからがある」。そのときの自分の心境にすごくマッチしていたのでこのタイトルにしました。
ズナリ the youでは、3作品目のレコーディングになります。今回は「これまでの自分の全てを収録しよう」と挑みました。その思いと精度が一作品ごとに上がっているというか……。今作は僕の「by now」が詰まってます。
ナオヤ 僕的には最後の最後まで挑戦し続けた作品。フレーズ、一打一打の音色や意味を考え、思いを込めながら収録しました。
タガワ ドラムとベースの絡みなど、レコーディング前にある程度、作り込んで挑みました。ナオヤにも注文が多かったと思う。おかげでリズム隊、ベースラインがしっかりとした、作品に仕上がったと思います。
写真左から Dr : 浦崎直哉(ウラサキナオヤ)、Vo : 伊禮勇希(イレイユウキ)、G: zunari(ズナリ)、B : 田川駿一郎(タガワシュンイチロウ)
──それでは、沖縄音楽旅行恒例、アルバム全曲解説を
M.01 ignition point
──ドラムのタムがまさに発火点、そこからthe you特有のギター・アンサンブルが冴えるイントロへ。万人に届くであろう、英語の歌詞「don’t overthink it. take a deep breath. now, you are ready (考え過ぎないで、深く息を吸って、君はもう準備が出来ている)」がとてもいい
イレイ 心に火がついた瞬間をイメージしてます。いまより先に進みたいけど進まない。うまくいく方法ばかりを考えてしまい、ますます腰が重くなる。そんなモヤモヤから一歩踏み出すキッカケがほしい。この歌の「君」=自分自身でもあり、自らを鼓舞するために書いた歌詞でもあります。また、「君」=youでもあるので、the youというバンドをもう一段上のステージに押し上げたいという気持ちも込められてます。海外でのステージを踏まえて、今回アルバムの一曲目に英語の歌詞の曲を持ってきました。
M.02 silent escalation
──BPMが早めのスリリングなアレンジ。都会の喧騒、正体のわからない胸騒ぎが伝わってくるサウンドです。Gのオクターバーもいいし、間奏部分のユニゾンもメリハリが効いてて効果的。現代社会の問題点、大衆が感じているモヤモヤをうまく表現している楽曲ですね
イレイ 溢れる情報に翻弄されて、心が不安定になる。恐怖や怒りを煽るようなニュースに自ら近づいて、まるで自分に危険が迫っているかのように錯覚し、余計なトラブルやいざこざが起きる。本質を捉えられず、過激な情報に心がかき乱されているうちに、見えない所で本当の危機は静かに進行している現実……。最近感じていることを徒然なるままに書いてみました。
タガワ この心象風景をサウンドでいかに表現するかが鍵でした。中盤のユニゾンから後半のリズムが変わるところ、ここはリズム隊の聴かせどころです。
M.03 水鏡 -water mirror-
──煌めき、透き通る水と光、その対極にある利己的な人間の存在。無機質なものを、有機的なプレイヤーが主体性をもって爪弾くよって生み出されるアンサンブル。the youらしい、静かなメッセージ・ソングとなってます
イレイ 水、海、海域の奪い合い。縄張り争い。勝手な人間の理屈。売り言葉に買い言葉が積み重なり本当に訴えたい事、伝えたい事がどんどん見えなくなる。でも水そのものには、意味も理屈もない。ただそこにある。全てをありのままに映す。世界や日本、沖縄の状況をニュースで見るたびに、本当の思いとは遠くかけ離れた理屈や都合のぶつけ合いにしか見えない。しっかりと自分の姿を水鏡で見つめて欲しいと思います。
ズナリ 水をサウンドで表現したくて、ギターは全てアルペジオで通してます。それくらい繊細なアレンジです。
M.04 冬の汽笛 -winter whistle-
──10か月連続配信のスタートの曲。シャッフル・ビートが、新しい世界へと旅立つ主人公の背中を押しているようにも聴こえる。the youにしては、この跳ねたリズムは珍しいよね
イレイ このリズムは初めての挑戦です。いまいる場所を出て新しい世界を目指すと心に決め、いよいよ旅立つ前夜。不安もあるけど、期待が膨らみワクワクしている。気持ちの高ぶりが抑えられない。汽笛の音はさよならを告げる寂しさにも聴こえるし、旅立つ心を鼓舞するファンファーレのようにも聴こえる。サビのコーラスの「Woo〜」部分は汽笛の音をイメージ。M.1の「ignition point」で心に火がついた後、ついに動き出した、そんな世界観を表現してます。
ナオヤ シャッフル・ビートは初めてだったので苦労しました。同じビートの中での感情の乗せ方を工夫しました。
M.05 old tears
──とても切ないのに、未来を見つめる光を感じる、不思議な曲。リスナーそれぞれが、自身の夢とリアルな人生を考え、深度を深めていくことができる秀作です
イレイ 夢や目標を諦め、違う道を進むと決めた人の気持ちを想像して作りました。未練や後悔が全く無いわけではない。過去を思い出し、立ち止まって人知れず涙が出る瞬間もあるけど、それでも前を向いて選んだ道を進む。その切なさと強さ。もし自分がバンドや音楽の道から離れたらどういう気持ちになるのか? いままでは「やるしかない」という気持ちだけで進んできたのに。コロナや子どもが生まれたことは、自分の考え方を知らないうちに変えているのかもしれない。そんな自分を見つめ書いた曲です。
M.06 back of eyelids
──ワウを活用したイントロが印象的な曲。瞼を閉じて思い描く夢と未来……。青春の日々の葛藤を思い出させてくれる。ここから抜け出した先に未来がある
イレイ 楽しかったパーティーからの朝帰り。ベッドに入り目を閉じるけど何だか虚しい。朝日に背を向け目を閉じ、理想ばかりを想像する日々。心ここに在らずのまま過ごしていけば、チャンスをチャンスと見抜けず、その場しのぎで対応したり、不満ばかりでコミュニケーションも雑になる。そんな悶々とした日々を表現した曲。この気持ちの行き先が、M.01の「ignition point」に繋がってます。
タガワ この曲は、ズバリ! グルーヴ重視です。
M.07 i didn’t know
──若気の至りでクラッシュしてしまった、そんな状況をサウンドで表現。ハンドクラップが妙に苛だたしいから面白い。まるで助長する自分自身の思考のようでもある。「more than enough is too much(過ぎたるは及ばざるが如し)」、それがすべてですね
イレイ 怒りに飲み込まれ、冷静さを失い言葉の意味や影響力を深く考えず安易に口から吐くことがある。ときが過ぎ怒りが静まり、反省する余裕も出来て、許しの心も持てたがもう遅かった。相手の心は戻らない。怒りの炎に支配されてしまったときのことを客観的に、俯瞰して見ているような曲。「過ぎたるは及ばざるが如し」がテーマです。
M.08 not my monkey, not my circus
──ミディアムテンポのリズムが心地よい楽曲。葛藤の末に未来へと歩み始める情景が目に浮かぶ、後味がとてもいい曲。カットアウトのアレンジも◎
イレイ ラジオでポーランドのことわざを聞き、気に入ってタイトルにした。意味は「他人の言動は自分ではコントロールできない。変えられない」。人の言葉に左右されてイライラしたり、物事が上手くいかないのを何かのせいにする。「この雑音だらけの動かない行列に並ぶのをやめて、喧騒が聞こえないぐらい遠く離れて自分の道を歩こう、自分のことに集中しよう」という僕の決意表明でもあります。
M.09 far side
──the youの歩みそのものを歌った曲。ギターアンサンブルが冴えるイントロ、トリッキーな間奏とthe youのサウンドの魅力が詰まってますね
イレイ バンド活動を船旅に例えました。一つひとつの波に溺れそうになりながらも、どうにか乗り越えて進み続けている。この先にどんな景色が広がっているかなんて分からない。バンドを続けるってそういう事なんだと、やっと分かってきた。奇をてらうようなアイデアで他との違いを強調してみせようとした事もあったけど、それは音楽を通してみんなと繋がりたいという本心の裏返しだったんだ。自分自身を深掘りし、理解できたからこそこれからも波を乗り越えていけるはずです。
タガワ ベース的に一番苦戦しました。うねるようなニュアンスを出したかったんです。それだけに思い入れがあります。
M.10 by now
──アコースティックギターが距離感を近いものにしてくれている。「いま」しか存在しない。ちょっと先の未来に向かって手を伸ばし続けること、その尊さと儚さを感じる。the youらしい、不均衡で確かではない世界を表現した曲
イレイ まだまだいける。いや、もう先が見えない。そんな不安定な心の振れ幅のなかで曲が生まれ音楽になっているのだと気付いた。上がりっ放しでも、下がりっ放しでもクリエイティブになれない。あそこに何かがあるかもしれない。遠くに浮かぶ灯りを頼りに、僅かな期待を持ち暗闇を進む。届きそうで届かない。灯りに手が届くよりも、手を伸ばし続けることが美しい。音楽を続けるということは、そういうことなんだ。でも同時にそれは、とても儚いです。そんなことをこれからも積み重ねていくんですね。「いま」の先に。
──素晴らしいアルバムが誕生しました。今後の予定を教えてください
イレイ コロナが落ち着いたらthe youのに魅力満載のCD発売記念ライブを行いたいです。昨年ぐらいからずっとイメージしてて……。サウンド、演出含めきっといいライブにします。
──音楽を止めない、音楽が止まらない原動力はなんですか?
イレイ 昔は、自分の理想を追求してばかりだったんだけど、掘り下げるとみんなと楽しみたいという思いが強くなってます。「みんなに聴いて欲しい」それが原動力です。
ズナリ 音楽には憧れしかない。誰の曲を聴いてもワクワクする。人に感動を与えたり、もらったりできる音楽とずっと繋がっていたい。その思いが原動力になってると思います。
ナオヤ 簡単にライブできる状況ではないけど、だからこそ新しい挑戦が生まれる。それに対してワクワクすることができる。その気持ちが原動力です。
タガワ ミュージシャンから求められるミュージシャンになりたいと思ってます。そうやって作り上げた音楽を楽しんでくれる人がいる。そう考えたら音楽は止められません。
──読者にメッセージをお願いします
イレイ 環境や心境がジェットコースターのように乱高下しながら、コロナ禍を進みリリースまで辿り着きました。みなさんの心にピタッとおさまる一曲がきっとあるはずです。ぜひ聴いて下さい。
ズナリ どれかひとつの楽曲でも、あなたの日常に寄り添うことができれば嬉しいです。「私たちのby now」をぜひお聴きください。
タガワ こんな世界の状況の中でも、音楽配信が出来る環境は徐々に整いつつあります。沖縄にいながらにして世界へ「the you(ザ・ユー)」を発信出来ることは素晴らしい。このアルバムを通じて、たくさんの人に僕たちの感情がシェア出来ればと思います。
ナオヤ 曲に対しても、時代に対しても今までとは違うアプローチをした作品。ぜひ聴いて僕たちのサウンドを体感して下さい!!
【the you PROFILE】
2004年、伊禮を中心に結成。メンバーチェンジを経ながらアルバム2作、ミニアルバム3作をリリース。2016年、2017年にはモンゴル最大のロックフェス「PLAY TIME FESTIVAL」に出演。2020年、コロナ禍での活動の在り方を模索しながらコザミュージックタウン音市場で無観客配信のワンマンライブを行った。翌2021年には、CDアルバムとしてリリースを予定していた10曲を10か月連続配信シングルとしてリリース。2022年3月、満を持してニューアルバム『by now』をリリースする。
詳細:the you Website
the you 沖縄ミュージックジャーニー アフタートーク 135
2022年2月4日放送分の収録後のNHK-FM 番組「沖縄ミュージックジャーニー」アフタートークです。今月は、沖縄出身の4人組のバンド、the youがゲスト。3月16日リリースのアルバム『by now』から収録曲の「冬の汽笛 winter whistle」をスタジオライブで披露してくれました。楽しいインタビュー動画、是非ご覧ください!!
「いままでがあるから、これからがある」。the you『by now』、2022年3月16日リリース!!
2021年2月から10か月連続でシングル曲配信してきた、県出身のバンドthe you。そんな彼らが5年ぶりのアルバムとなる『by now』を2022年3月にリリースする。タイトルの「by now」とは、「いままで」という意味。「いままでがあるから、これからがある」という現在のバンドの心境を反映させたもの。G&Voの伊禮勇希が全曲作詞作曲を担当、不均衡で確かではない心象風景や現代世界を、独自の言葉とどこか北欧をイメージさせる美しいメロディーで表現している。バンドのサウンドの最大の特徴は、調和のとれたコーラスとギターアンサンブル。伊禮の楽曲たちをグルーヴィーなリズムにのせthe youサウンドで彩っていく。シャッフル・ビートが、新しい世界へと旅立つ主人公の背中を押しているようにも聴こえる「冬の汽笛」、現代社会の問題点、大衆が感じているモヤモヤを表現している「silent escalation」、ギターアンサンブルが冴えるイントロ、トリッキーな間奏とthe youのサウンドの魅力が詰まっている「 far side」、アコースティックギターが距離感を近いものにしてくれているタイトル曲の「by now」など全10曲を収録。the youメンバーそれぞれの「by now」が詰まったクリエイティブなアルバム、必聴です。
【the you/by now】
ARTIST:the you
CD TITLE:『by now』
RELEASE:2022年3月16日
PRICE:3,000円(tax in)
CODE:bwr-004
詳細:the you Website
the you listen
the you – 冬の汽笛 Winter whistle
【the you 『by now』収録曲】
M.01 ignition point
M.02 silent escalation
M.03 水鏡 -water mirror-
M.04 冬の汽笛 -winter whistle-
M.05 old tears
M.06 back of eyelids
M.07 i didn’t know
M.08 not my monkey , not my circus
M.09 far side
M.10 by now
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