復帰40年写真展 眼の記憶開催趣旨
実行委員会からのメッセージ
いま沖縄の写真表現が注目を集めています。
それは「眼の狩人」と評される沖縄の写真家たちが、
戦後―復帰―現在に至るもなお激しく揺れ動く社会状況のなかで、
強い意思をもって継続的に活動してきた結果といえるのではないでしょうか。
私たちは沖縄人が撮った沖縄の写真をもっと広く
世間に見てほしいと強く願っています。
復帰40周年の節目に、世代をつなぐ形で
「戦後沖縄の写真」の脈絡をたどってみたいと本展を企画しました。
ベテラン、若手写真家の作品を一堂に展覧することによって
それが可能になるものと考えております。
今回参加の10人は沖縄に生まれ育ち、
大方が1972年の祖国復帰前後から写真を撮り始め、
一貫して沖縄を見つづけてきた写真家たちです。
写真内容も多岐にわたり、
それぞれ個性的に沖縄を映し出しています。
写真家の眼差しの向こうにあるのは何か。
それらの写真から何が見えてくるのか。
きっと見る人に深い感銘を与えてくれるものと自負しております。
多くの方々が写真を通して「おきなわ」を
考える機会にしていただければ幸いです。
復帰40年写真展 眼の記憶
日程:2012年5月8日(火)~20日(日)
時間:10:00~19;00(無休 最終日のみ18:00まで)
会場:那覇市民ギャラリー(パレットくもじ6F)
料金:入場無料
出展写真家:比嘉康雄、平良孝七、平敷兼七、石川真生、比嘉豊光
宮良信男、比嘉清眞、伊波一志、伊禮若奈、伊波リンダ
主催:那覇市歴史博物館/「眼の記憶」実行委員会
復帰40年写真展「眼の記憶」出展作タイトル
比嘉康雄 生まれ島沖縄
平良孝七 パイヌカジ
平敷兼七 山羊の肺
石川真生 港町エレジー
比嘉豊光 光るナナムイの神々
宮良信男 ジャパン世
比嘉清眞 年輪
伊波一志 母の奄美 その2
伊禮若奈 母になった記憶~2012~
伊波リンダ オキナワ センソリー