2011年6月9日

BEGINが選ぶおきなわのうた

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※写真左から上地等、比嘉栄昇、島袋優

「芭蕉布」

19歳のとき、大阪で親友がこの曲を泣きながら歌うのを見たら、思わず涙を誘われてグサッときました。郷土愛を強く感じたシーンです。(上地等)

「月の美しゃ」

一年の中で数えるくらいしか口ずさんだりしないけれど、それでもずっと頭の中にあるんです。子守唄としても聞いたし、島を離れるときのお守りとしての歌でもある。酒を飲めるようになってからの武勇伝のなかにもこの曲があったり、ライブで歌った曲でもあり、自分が親になってからの曲でもあり、またこれから年老いていくだろう未来の曲でもある。そういう意味でずっと残っていく曲。アカペラで歌える歌でもある。単純な歌では決してないけれど、それでも歌っていけるのはどうしてだろう。とても不思議な歌です。(比嘉栄昇)

「鳩間節」

鳩間島の実家は本家なので、親戚が集まってはこの曲をよく歌っていた。家族旅行で名護に行ったとき、この曲を歌っている人をみかけ、「なぜこの人が曲を知ってるんだろう」と不思議で衝撃だった。また昨年おじいの弟を亡くしたときには、仏前で従兄弟のおじさんがこの曲を歌いだした途端、親戚中みんなが涙を流しだした。その時、地域性が持つ音楽の強さを感じた。不謹慎でもなく、自然と鳩間の人が持つ誇りや情熱を表現できる歌のパワーを感じた。歌は簡単に海や山を越えていけるし、あっという間に空気を和ませてくれる。(島袋優)

BEGIN 公式HP>>>>http://www.begin1990.com/

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