2019年8月19日
Singer Song Guitar 100 OKI_INTERVIEW
いーどぅし、待望のニュー•アルバム『OKINAWAN BLUE』をリリース!!
SSGギターでのライブ動画もご覧下さい!!
「かーなー」と「なみなみ」からなる沖縄県産ポップ・デュオの「いーどぅし」!! BEGINの島袋優をプロデューサーに迎えてニュー・アルバム『OKINAWAN BLUE』が完成。新たな音楽シーンを奏でる今話題の「いーどぅし」へのスペシャル・インタビュー。
Photo,Interview & Text:幸田悟
ーー沖縄音楽旅行のインタビューは初登場ですね。よろしくお願いします
いーどぅし よろしくお願いします!
ーー音楽を始めたきっかけ、経歴など、それぞれ教えていただけますか? まずはかーなーから
かーなー 3歳から民謡を歌い始め、最年少で琉球民謡新人賞優秀賞を受賞。 中学時代は吹奏楽部でトランペットをやってました。18歳から人間国宝である西江喜春に師事し、琉球古典音楽安冨祖流を学び始め、沖縄県立芸術大学へと進学。在学中は、琉球古典音楽安冨祖流新人賞優秀賞、琉球笛新人賞などを受賞しました。 沖縄のホームソング「おかえりなさい世界のうちなーんちゅ」の作詞を担当させていただき、BEGINの島袋優さんが作曲、ネーネースが歌うというコラボレーションも実現しました。
ーーモデル、タレントとしても活躍されてましたよね
かーなー はい、古典音楽を学ぶ傍ら、2015年沖縄振袖グランプリ受賞をキッカケにモデル業をスタート。 県内のCMやショー等に出演し、レポーターとしても活動してました。
ーー続いてなみなみさんの経歴を教えてください
なみなみ 祖父が琉球民謡の師範をしてました。その影響を受け3歳から三線を始めました。11歳の時に琉球民謡新人賞を受賞。小中学時代は吹奏楽部に所属しパーカッションを担当。南風原高校の郷土文化コースに入学、琉球民謡から琉球古典音楽まで広く学ぶことができました。そして沖縄県立芸術大学に入学し、琉球古典音楽安冨祖流優秀を皮切りに、琉球笛新人賞、琉球古典箏曲新人賞、琉球民謡箏曲新人賞優秀賞と数多くの賞を受賞することができました。
ーー琉球古典音楽から民謡、そして共通して吹奏楽と音楽の幅も広いですね。ふたりの出会い、いーどぅし結成の経緯は?
かーなー 古典音楽を学ぶため沖縄県立芸術大学に入学したんですが、隣の席に座っていたのがなみなみです(笑)。教室にはいろんな楽器があって、ピアノや三線、ギターなどを弾きながらセッションして遊んでました。
なみなみ ふたりともBEGINが好きで、三線とギターとのアンサンブルがしっくりきました。それで、私がギターを弾くようになり、今の形に近づいていきました。
かーなー 「かーなーとなみなみです」って感じで、ユニット名もなく、県内の民謡居酒屋などで歌い始めたのがスタートかな。
なみなみ そのころ歌ってたのは、「恋の花」や「遊びションカネー」などのスタンダードな沖縄民謡でした。ユニット名の「いーどぅし」とは、ベストフレンドという意味。大学の沖縄の言葉の授業で「いーどぅし」という言葉を教わり、「なんかよくない?」って、それをそのままユニット名にしました。
かーなー 大学2年生の夏、毎年恒例の学内オーディションに打ち込むため、3か月いーどぅしの活動を停止してました。そしてようやくオーディションも終わり、打ち上げでふたりで海へ行きました。
なみなみ 砂浜にアイフォンを立てて、「海の声」をふたりで歌いました。
かーなー 収録した動画をツイッターにあげたら8万のリツイートがあってビックリ!!
なみなみ それからユーチューブにアップして2019年7月現在累計約260万回再生されてます。
かーなー 歌手になることは、幼い頃からの夢でしたが、この反響を受けて「沖縄のために歌っていきたい」という使命感が湧いてきました。なみなみに改めて「ふたりで本気で歌っていこう」と話しました。
なみなみ かーなーの決心が、伝わってきました。私も、かーなーと一緒にずっと歌っていきたいと思えました。
ーー2018年3月、沖縄芸術大学の卒業を契機に活動の拠点を東京へ
かーなー いーどぅしとして大きなステージを目指したくて、上京しました。
なみなみ ふたりでどこまでいけるんだろうというワクワクの気持ちが勝ってて不安なんて感じなかったです。
かーなー 上京して毎週末、沖縄居酒屋などで歌ってました。毎日が充実してました。
なみなみ 沖縄の県人会、ネットワークに助けられ、ウチナーンチュでよかったなと思いました。
かーなー 沖縄ポップスのカバーに、オリジナルも織り交ぜながらのステージ。オリジナルの反応をライブで実際に感じつつ、曲をブラッシュアップしていくという方法で徐々にオリジナル曲も増えていきました。上京して、半年が経ったころ「今日からオリジナルだけ歌います」と宣言。そこがターニングポイントだったと思います。
なみなみ そしてオリジナルを歌うステージを重ねていくごとに「アルバムCD」の要望が高まり、ふたりで制作に向けて動き出すことにしたんです。
ーーBEGINの島袋優をプロデューサーに迎えて待望のアルバム『OKINAWAN BLUE』が完成。島袋優との出会い、プロデュースをすることになった経緯を教えてください
かーなー いーどぅしがカバーしユーチューブで話題になった「海の声」のことを優さんが知っててくれて、お声がけいただいたのがキッカケです。
なみなみ それでアルバム制作のことを相談したら、サポートしていただけることに……。本当にラッキーです!!
ーーそれでは収録曲の解説をお願いします
M.1「いーどぅしサーサー」
ーーまさにいーどぅしの自己紹介的な曲。軽快なエイト・ビート、アコースティック・ギターと三線のユニゾン、コールアンドレスポンスもライブで盛り上がりそうですね
かーなー この曲は、ライブでお客さんと楽しむために作った曲。東京の居酒屋でのライブの経験で生まれたような、そんな曲です。
なみなみ 歌詞が完全に自己紹介になっているので、一番盛り上がります!!
M.2「Okinawan blue」
ーーアルバム・タイトル曲。美しさだけではない深みのある「青」、歌に込められたメッセージも沁みる名曲です。後半のツラネは、いーどぅしならではのアプローチです
かーなー この曲は、島袋優さんの提供曲です。1番の歌詞とメロディーを送ってきてくれて、2番の歌詞を書いてみてって……。優さんがこの曲に込めた思いがすごく伝わってきました。私には、優さんほどの深さはないかもしれないけど、私にしか書けない、そんな歌詞をのせて歌いたいと思い作詞しました。
なみなみ 平和、戦争、慰霊の日。直接的な歌詞はひとつもないのにすごく伝わる曲だと思いました。いーどぅしでずっと大切に歌っていきたい曲です。
M.3「愛の小舟〜The water is wide〜」
ーー試練の愛を歌うスコットランド民謡の「The water is wide」。多くのアーティストがカバーしている名曲、いーどぅしの大人な魅力を感じます
かーなー 優さんからこの曲のMVのURLが送られてきて、いい曲だから歌ってごらんって。それで日本語で歌詞を書きカバーしました。
なみなみ 優さんに、ギターの弾き方を教えてもらって、ギター・プレイが楽しくなったし、表現の引き出しが少し増えました。
M.4「Haraheruheri Ho!!」
ーーハワイアン&カントリー・スタイルのサウンドにカワイイ歌詞。子どもも楽しめそうな楽しい曲に仕上がりました
かーなー そうそう、小さい子も楽しんでもらえるように歌いました。三線のフレーズもかなり斬新。最初は、歌いながら弾くのに苦労しました(笑)。
なみなみ シャッフル系のストロークで演奏しててもウキウキしてくる楽しい曲です。
M.5「鳳仙花(ほうせんか)」
ーー「てぃんさぐぬ花」を裏メロに使ったりと楽曲的にもふたりの良さが際立つ曲に仕上がりました
かーなー 東京に来て、三線を持つ意味とか考えたときに、私の歌の原点は「てぃんさぐぬ花」だということに気がつきました。おばぁちゃんが教えてくれた歌で、この歌があるから今がある。私にとっておばぁちゃんへの感謝の曲として歌ってます。
なみなみ 今回のアルバムの中で、一番良く聴く曲で毎回ウルっときてます。裏メロで「てぃんさぐぬ花」を歌っているので、そこを聴いてほしい。
M.6.「夜想曲(ノクターン)」
ーー琉球音階と沖縄の言葉が美しい「夜想曲」、令和の「かなさんどー」ですね
かーなー この歌詞を書くために沖縄に帰ってきました。図書館へ行って、沖縄の物語や書物を読みあさり仕上げた曲。テーマは、「琉球王国がタイムスリップしてきた」です。
なみなみ ふたりのハーモニーが活きた曲です。特に切ない思いを歌ったサビの部分を聴いてほしいです。
M.7「Step by Step」
ーー「足りないものは一緒に探そう! この先で会えるよ、生まれたての未来」、ストレートにメッセージが伝わってきます
かーなー この曲はの1番のBメロの主人公は少年、2番は少女。2年前に教育実習で高校に行ったんですけど、その時に書いてた日誌のフレーズも活用してます。少年少女に向けたエールソングです。
なみなみ まだライブでやったことはないんですが、みんなで歌って楽しめる、そんな曲にしたいと思います。
M.8「エール(2019スタジオLIVEバージョン)」
ーー以前から歌っている歌のスタジオライブヴァージョン。東京に拠点を置き活動を始めたいーどぅしが歌っているので、リアリティーがあります
かーなー 沖縄を離れる友達に向けて書いた曲。今は、自分にも響くそんな曲になってます。いーどぅしのセカンド・ステージの出発のアルバムに収録できてよかったです。
なみなみ この曲は、いーどぅしの初めてのオリジナルソングなんです。今の自分達にも当てはまる曲ですね。これから沖縄を離れる人たちにも伝えたい、そんな曲です。
ーーアルバムを携えてツアーも開催中ですね
かーなー 7月24日の東京からツアーがスタート、現在9月7日の名古屋まで全国4か所が決定してて、おかげさまでチケットもソールド・アウトしました。今後の予定は、オフィシャルHPでチェックしてください!!
ーー読者にメッセージを
なみなみ いいアルバムができあがりました。このアルバムを携えてライブツアーに出ます。いーどぅしをライブ会場で感じてください。
かーなー 今回のアルバムは、唯一無二の音たちの集合体。進化したいーどぅしをぜひ『OKINAWAN BLUE』で感じて欲しいです。
いーどぅし これからも応援よろしくお願いします!!
【いーどぅし PROFILE】
カバー曲「海の声」が、ユーチューブ再生回数 約250万件越えでブレイクした「いーどぅし」。 幼少時から沖縄の古典音楽を学び、互いに多数の賞を受賞。沖縄県立芸術大学にて学びを深め、2018年3月、卒業と同時に活動の拠点を東京へ。 三線とギターの新しい融合と、美しい歌声のハーモニーは、新たな音楽シーンを奏でる今話題の沖縄音楽デュオ。 2019年8月1日には自主制作アルバム『OKINAWAN BLUE』 をリリース。
詳細:いーどぅしOfficial Website
【いーどぅし× Singer Song Guitar SPECIAL LIVE MOVIE】
いーどぅし × Singer Song Guitar 沖縄音楽旅行スペシャルライブ。ニュー・アルバム『OKINAWAN BLUE』から表題曲の「Okinawan blue」をお届け! ライブ動画をぜひご覧下さい!!
What’s Singer Song Guitar?
シンガーソングギターは、世界初!
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What’s Singer Song Guitarの特徴
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沖縄発の大人気ユニットいーどぅし 待望のニュー・リリース!
BEGINの島袋優がプロデュースを担当!!
かーなーとなみなみからなる沖縄県産ポップ・デュオ。アマチュア時代にユーチューブにアップしたカバー曲「海の声」が、再生回数約250万件越えでブレイク。今作は、その憧れのBEGINの島袋優がプロデュースした。タイトル曲の「OKINAWAN BLUE」は島袋優提供曲、2番の歌詞をかーなーが制作し、いーどぅしの新たな魅力が満載の曲に仕上がった。聴く者すべてを、波音と蒼天の郷愁へと誘うアルバム、必聴です。
【いーどぅし/OKINAWAN BLUE】
ARTIST:いーどぅし
CD TITLE:『OKINAWAN BLUE』
RELEASE:2019年8月1日
PRICE:2,500円(tax in)
CODE:MR-0001
詳細:いーどぅしOfficial Website
いーどぅし『OKINAWAN BLUE』収録曲
M.1「いーどぅしサーサー」
04:10 作詞:かーなー 作曲:かーなー 編曲:いーどぅし・島袋優・迎里中
M.2「Okinawan blue」
05:06 作詞:島袋優・かーなー 作曲:島袋優 編曲:いーどぅし・島袋優・迎里中
M.3「愛の小舟〜The water is wide〜」
04:32 作詞:かーなー 作曲:Traditional 編曲:いーどぅし・島袋優・迎里中
M.4「Haraheruheri Ho!!」
03:41 作詞:島袋優、かーなー 作曲:島袋優 編曲:いーどぅし・島袋優・迎里中
M.5「鳳仙花(ほうせんか)」
04:52 作詞:かーなー 作曲:かーなー 編曲:いーどぅし・島袋優・迎里中・禮門威彦
M.6.「夜想曲(ノクターン)」
04:35 作詞:かーなー 作曲:禮門威彦、編曲:いーどぅし・島袋優・迎里中・禮門威彦
M.7「Step by Step」
04:29 作詞:かーなー 作曲:いーどぅし 編曲:いーどぅし・島袋優・迎里中・禮門威彦
M.8「エール(2019スタジオLIVEバージョン)」
05:52 作詞:かーなー 作曲:かーなー 編曲:いーどぅし
いーどぅしレコ発ライブツアー2019〜OKINAWAN BLUE〜
2019年07月24日(水)|東 京|SOLDOUT
2019年08月04日(日)|大 阪|SOLDOUT
2019年08月23日(金)|沖 縄|SOLDOUT
2019年09月07日(土)|名古屋|SOLDOUT
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