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2019年6月26日

TULA TRIO (チュラトリオ)『TULA TRIO 沖縄音楽集 -波-』|沖縄音楽旅行 Vol.31

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『TULA TRIO 沖縄音楽集 -波-』 揺らぎと抱擁のアルバム誕生
Interview & Text:幸田悟

東京、神奈川、沖縄を中心に活動するクラシック・トリオ「TULA TRIO(チュラトリオ)」が、沖縄県民に愛されている沖縄の歌をトリオ用にアレンジし収録した、沖縄民謡集アルバム『TULA TRIO 沖縄音楽集 -波-』を2019年2月23日にリリースした。

チュラトリオのメンバーは、青木るね (VI) 、長南牧人 (Vc)、謝花千春(Pf)の3人。2011年結成し、東京、神奈川、沖縄を中心に活動展開。個々の技術力と表現力を生かし、常に新しく超絶的な曲にも積極的に取り組みつつも美しくバランスのとれた表現に定評がある。ピアノの謝花は、沖縄出身で名護市在住、音楽教室「エコール・ドゥ・ミュージック名護」の代表を務めている。また、チェロの長南牧人は、琉球フィルハーモニックオーケストラ客演首席奏者を務めるなど、メンバーそれぞれ沖縄との結びつきが強く、沖縄音楽にも造詣が深い。

沖縄音楽の新たな魅力を感じさせてくれる今作は、生まれるべくして生まれたアルバムと言っていい。オリジナリティー溢れる美しい謝花千春のピアノのイントロから、青木るねのバイオリンが語りかけるように旋律を奏でる「てぃんさぐぬ花」 (編曲 深川甫)、羊水に包まれているかのような長南牧人のチェロの豊かなサウンドとバイオリンのピチカートのコントラストが心地良い「童神」(編曲 住川佳祐)、サウダージ感が誘う「二見情話」(編曲 住川佳祐)、リズムの変化も楽しい「沖縄民謡メドレー(3曲)」(編曲 深川甫)など、全6曲を収録。

リスナーのハートを包み込むようなチュラトリオの『TULA TRIO 沖縄音楽集 -波-』。ゆらぎと抱擁の沖縄音楽が誕生した。

【TULA TRIO Profile】
TULA TRIO(青木るね VI 、長南牧人 Vc、謝花 千春 Pf)。2011年結成。東京、神奈川、沖縄を中心に活動。個々の技術力と表現力を生かし、常に新しく超絶的な曲にも積極的に取り組んでいる。チュラトリオの「チュラ」は沖縄の言葉で「美しい」の意味であるが、アルファベット表記のTULAはサンスクリット語で「バランス」の意味。文字通り、美しくバランスのとれた表現に定評がある。2019年特別に編曲された沖縄民謡集「TULA TRIO 沖縄音楽集 -波-」をリリース。
青木るね Violin
市原市楽友協会オーケストラトレーナー、都留文科大学管弦楽団トレーナー、Ludusカルテット、
神奈川フィルハーモニー管弦楽団フォアシュピーラーバイオリン奏者
長南牧人 Cello
音楽教室ソルフラン講師、煥乎堂音楽教室講師、神奈川フィルハーモニー管弦楽団フォアシュピーラーチェロ奏者、
琉球フィルハーモニックオーケストラ客演首席奏者
謝花千春 Piano
全日本ピアノ指導者協会(PTNAピティナ)正会員、音楽教室「エコール・ドゥ・ミュージック名護」代表
FM やんばるパーソナリティ

TULA TRIO INFORMATION

【TULA TRIO/TULA TRIO 沖縄音楽集 -波-】
ARTIST:TULA TRIO
CD TITLE:『TULA TRIO 沖縄音楽集 -波-』
RELEASE:2019年2月23日
PRICE:2,000円(tax in)
CODE:SJCD-00001
問合:0980-43-0508(サロンドゥスジェ 受付10:00〜19:00)
サロンドゥスジHP
サロンドゥスジェfb page

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【TuneCore Japan】『TULA TRIO 沖縄音楽集 -波-』

『TULA TRIO 沖縄音楽集 -波-』収録曲
てぃんさぐぬ花 (編曲 深川甫)
童 神(作曲 佐原一哉|編曲 住川佳祐)
二見情話(作曲 照屋朝敏|編曲 住川佳祐)
ましゅんく節(編曲 住川佳祐)
谷茶前節 (編曲 深川甫)
沖縄民謡メドレー いったーあんまーまーかいが 〜赤田首里殿内〜じんじん(編曲 深川甫 他)

『TULA TRIO 沖縄音楽集 -波-』収録曲解説
「てぃんさぐぬ花」
てぃんさぐは鳳仙花のこと。沖縄ではかつて、子供や女性が鳳仙花の汁をマニキュアのように爪を染める風習があった。鳳仙花で爪を染める事と同じように「親の教えは心に染めなさい」と言う、沖縄に古くから伝わる教訓歌である。同曲は、2013年に沖縄県の県民愛唱歌~うちなぁかなさうた~に制定された。

「童神」
沖縄を代表する唄者、古謝美佐子の歌。自身の孫を思い古謝が作詞し、佐原一哉の作曲により、1997年に発表され、夏川りみ、上間綾乃をはじめとする数々の歌手にカバーされている名曲。沖縄では「生まれて間もない子どもは純白で神のような存在である」ことから「童神」と言われる。愛情あふれる赤子をあやす様子や我が子へ託す思いが描かれている。

「ましゅんく節」
伊江島民謡を代表とする作品である。昔、マシュンクとナビーという村の憧れの的の美しい女性がいた。どちらが美しいか見比べて見たら マシュンクよりナビーの方が美しかったと歌っている。歌詞は以下。「ましゅんくと なびと 見くなべて 見れば ましゅんくや うすさ なびや美ら 美らさ」。ナビーの方が美しかったと歌っているのにも関わらず、マシュンクがタイトルになっていて面白い。沖縄民謡は歌い出しの歌詞をタイトルとして用いる場合が多いので、この歌も内容に関わらず「ましゅんく節」という対等るになったものと思われる。

「二見情話」
1945年8月15日終戦。激しい戦闘が繰り広げられた沖縄南部、島尻地域出身者の多くは、荒廃した故郷の土地を離れ、北部へと移動した。二見情話作者の照屋朝敏氏(首里出身)もそのひとり。与那原から海沿いを歩き、名護市二見へとたどり着いた。当時およそ5,000人もの人が二見に避難したと言う。照屋氏は移住してからの献身的な活躍が認められ村長に選ばれ街の復興に努めた。「この村の唄を作って欲しい」と言う村民の強い要望があり、2か月かけて作った歌が「二見情話」である。

「谷茶前節」
「谷茶前節」は、沖縄県恩納村谷茶(おんなそんたんちゃ)の前の海岸での漁を題材とした沖縄民謡。琉球舞踊としても有名な曲。明治時代の沖縄において、芝居の幕前に踊られた。「谷茶前節」の発祥の地、谷茶前の浜には、歌碑が立っている。

「いったーあんまーまーかいが」
美しい旋律と、歌詞で、ウチナーンチュの郷愁をさそうわらべ歌。「いったーあんまーまーかいが」とは「あなたのお母さんはどこへ行ったのかね〜」と言う意味。悲しい歌詞の内容ではない。大人が働いている間、兄、姉たちが乳飲み子をあやす子守歌として歌われた。

「赤田首里殿内」
琉球王朝時代から、現在の沖縄県那覇市首里赤田町の祭礼「弥勒御迎(みるくうんけー)」の際に歌われてた歌。今では、親子で手遊びしながら歌うわらべ歌としても広く親しまれてる。

「じんじん」
「じんじん」とは沖縄の言葉でホタルのこと。 歌詞に酒屋と壺屋と出てくるが、酒屋とは首里にある泡盛製造所のことで、壺屋とは那覇にある陶器の製造販売している町のこと。 酒屋の水や壺屋の水を飲んでホタルよ上がっておいで という歌詞の意味。まるで酔っ払って飛んでいるかのようなホタルの動きを おもしろおかしく歌っている。

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