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2019年3月26日

ORANGE RANGE SPECIAL INTERVIEW|沖縄音楽旅行 Vol.30

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NAOTOとHIROKIが
オレンジレンジを大いに語る

2018年夏、アルバム『ELEVEN PIECE』を日本と台湾で同時リリースしたオレンジレンジ。そのリリースツアーで日本全国の学生とコラボするなど、各地の音楽ファンと親交を深めつつ音楽旅行を展開、ツアー・ファイナルは台湾で実施した。デビュー前から主催するイベント「テレビズナイト019」も2019年4月13日に沖縄市コザ・ミュージックタウン音市場&音楽広場にて開催、チケットも早々にソールドアウトとその期待度が伝わってくる。2年半ぶりに本誌に登場のオレンジレンジ、NAOTOとHIROKIへのスペシャル・インタビュー!! 沖縄LOVEwebだけのロングバージョンでお楽しみください。
Interview & Text:幸田悟

ーー2018年のオレンジレンジも大活躍でした。まずは、昨年夏にリリースした通算11枚目となるオリジナルアルバム『ELEVEN PIECE』について。サウンドのクオリティーが半端なく高いですね
NAOTO えっと、まぁ黄色いアルバムなんですけど(笑)。
HIROKI 今回11枚目のオリジナル・アルバムということで、楽曲も11曲収録。それからアルバム・タイトルも通常だと複数形の「PIECES」にしなければいけないのですが、そこをあえて「PIECE 」を使用して11文字にしました。11にこだわりまくりの黄色いアルバムです(笑)。

ーー収録曲11曲をセルフ解説していただきます
M.01「Ryukyu Wind -ELEVEN PIECE ver.-」
ーーリズミカルでキャッチーなオレンジレンジが帰って来たという感じがしました
HIROKI ありがとうございます。これはJリーグクラブ FC琉球公式応援ソングとして書き下ろした曲。サッカーだけではなくて、頑張っている人たちの背中を押せたらいいなというイメージで作りました。みんなの応援歌という感じで大合唱できる部分を盛り込んでいるので、キャッチーなんじゃないかな。

M.02「センチメンタル」
ーー8ビートが心地良い、ストレートで爽やかな曲ですね
HIROKI ちょっと甘酸っぱい青春時代を思い出す楽曲。「沖縄バヤリース 」バヤガール編CMソング。青春時代ってあるじゃないですか、やりたいけど踏み出せない、打ち明けたいけど打ち明けられないとかモヤモヤしたあの感じ。でも「やっちゃいなよ」って、全てを解放してあげる曲をイメージしました。しょっぱくもあり、甘酸っぱいそんな曲です。

M.03「Destroy Rock and Roll」
ーーこれは、タイトルに反してテクノ・テイストなサウンド
NAOTO オレンジレンジのダークでクールな部分を表現しました。「Rock and Roll」というタイトルだけどテクノなサウンドになっている理由は、曲を聴けばわかります。

M.04「Hopping」
ーーベースのチョッパーとギターのカッティングがかっこいい。オレンジレンジがインディーズでリリースした『オレンジボール』に収録されている「ファンクチューン」を彷彿
NAOTO これはバスケットをイメージして制作。WOWOWの「NBAバスケットボール 2018」のイメージソングです。まさに、その通り!! 実は、幸田さんも以前から好きって言ってくれている「ファンクチューン」の2018バージョンとして作ったんです。

M.05「楽園Paradise」
ーー琉球音階も多用し、シンセサイザーの様々な音色も楽しい、タイトルの通り「楽園パラダイス」的な楽曲
HIROKI これまで夏ソングをたくさん作ってきたけど、今の僕らの年代にふさわしい曲を作りたくて……。ゆったりと歌えて踊れて楽しめる曲になってると思います。

M.06「Happy Life」
ーー歌詞が秀逸。「暮らしの中に隠れてた 形無いものに気づく」という部分とかグッとくるね
HIROKI 大人になるにつれていろいろな経験をするんだけど、身近にある幸せだったり、ありふれた日常の風景がとても大切なんだなと。そんな気づきを共有できる曲だと思います。

M.07「大きな夢の木」
ーー覚えやすいメロディーとリリック、そして高速ラップとオレンジレンジの魅力が詰まった曲ですね
HIROKI これはベースのYOHを中心に制作した曲。子供たちの運動会とかでハツラツと元気に走り回るようなイメージ。

M.08「ワジワジ」 feat.ペチュニアロックス
ーートリッキーなレンジ、帰って来たペチュニアロックス。ワジワジだけにジワジワくる(笑)
NAOTO ワジワジは沖縄の言葉で「怒り」。生活しててもワジワジーすることってあるじゃないですか、それを曲にしました。
HIROKI そう語るとメッセージソングっぽいですけど、けっこうちっちゃいこと言ってます(笑)。

M.09「Theme of KOZA」
ーーオレンジレンジ的なKOZAは、ハードボイルドなギャングスタイルになるんだね
HIROKI 僕たちのホームタウンのテーマソング。実は、KOZAをテーマにして曲を作ったのは初めて。オレンジレンジがKOZAを表現するとこうなります。
NAOTO 僕らが高校生の頃とか、こういうオールドスクール的なノリの曲とかが流行ってて。KOZAは僕らの故郷、原点ですから。

M.10「KONNICHIWA東京」
ーー楽しいオリエンタルなリフ、都会の寂しさを感じるリリックのコントラストがいい
NAOTO 僕らは沖縄在住でよく東京へ行くんですが、だからこそ見える東京があるんですよね。住んでないからこそ見える東京が。華やかで楽しいけど、ちょっと寂しい部分……。それを曲にしました。メロディー的には、ちょっと前のテクノな東京をイメージ。

M.11「Girl/Boy Song」 feat.ソイソース
ーーこのなんともスカしたところがオレンジレンジのもうひとつの魅力
NAOTO 毎回アルバムの最後には、ミステリアスな曲を持ってきます。リスナーのみなさんを煙に巻くというか……。完結させたくないというか……。
HIROKI これもまた、オレンジレンジ(笑)。

ーーオレンジレンジにとってのターニングポイントは、2010年自主レーベルの設立にあると思います。2012年リリースしたアルバム『NEO POP STANDARD』は、テクノ打ち込み系のダンスポップ チューンでフェイクビートがバリバリのサウンドでセンセーショナルでした。それ以降のアルバムをたどっていくとサウンドの変遷も面白い。
HIROKI そうですね。2013年リリースした『spark』は、生音バンド・サウンドが中心、そして2015年にリリースしたアルバム『TEN』は、打ち込み系とバンド・サウンドの曲が半々くらいになった。

ーーそして今回の『ELEVEN PIECE』は、さらにバランスが良くなった。そして、キャッチーなオレンジレンジが本格的に帰ってきた感じがしました
NAOTO 僕らはそんなに計算してなくて、いつもやりたいことに正直に音楽を作ってます。基本いろんな音楽が好きなので、こうやって一枚のアルバムでいろんなサウンドを届けることができるのは楽しいし、嬉しいですね。自然とここに行き着いた感がある。
HIROKI 今回は、今までの流れで考えると、結果的に一曲の中でも打ち込み系とバンドサウンドが共存してる曲も多いし、非常にバランスが良くなったと感じてます。みなさんに聴いていただいてライブで楽しみたいですね。

ーー今回のアルバムは日本と台湾で同時リリースしました
HIROKI これまでに台湾でも何度もライブさせてもらっていて、いつも待っててくれてるんです。「日本と同時に新譜を届けられたら」ということで実現しました。
NAOTO 台湾は海外というよりも沖縄に近い空気感はあります。気候も人もあたたかいし、文化もチャンプルーだし。顔つきも似てたりするし。「あい、クラスにいたよね〜」的な(笑)。

ーー昨年10月放送のNHK「みんなのうた」で発表した「Family」で新境地を開いた感がある
HIROKI 僕らにとっての「みんなのうた」は、家族で見る番組なんです。僕らもこの年齢になって、同世代の友達とかは、結婚もして家庭を持っている。オジィ、オバァ、両親、いろんな世代が繋がって家族がいる。今まで僕たちは人生の先輩からもらってばかりだったけど、そのバトンを繋ぐ世代になっているんだなと思って。「家族」をキーワードに「みんなのうた」を通して伝えたいと思いました。
NAOTO 沖縄を意識したサウンド作りをしました。三線の音色も綺麗にハマっていると思います。「みんなのうた」がオンエアになって、今までオレンジレンジを聴いたことがなかったという人たちからもメッセージをいただいたりします。とても嬉しいですね。

ーー「ORANGE RANGE LIVE TOUR 018-019 ~ELEVEN PIECE~」も無事終了。今回のツアーでも地元の吹奏楽やダンスチームとコラボレーションしてて、全国に音楽の種まきをしてます
HIROKI 数えると、2014年から吹奏楽部やサークルとのコラボをスタートして、その年には23団体、2015年には28団体、2016年〜2017年には、台湾公演を含む40団体、さらに2017年〜2018年からはダンスチームを含む36団体、そして今回のツアー2018年〜2019年で49団体とコラボしました。通算176団体とステージを共にしたことになります。子供達より親世代が、盛り上がってますね(笑)。子供たちは、リアルタイムでオレンジレンジを知っている世代ではないので、本当にフラットに一緒に音楽を作っていってるという感じです。
NAOTO その土地の人とセッションすることで、結びつきも強くなります。この子たちが大きくなったらバンドとか始めてくれたらいいなと思うし、僕らがそのバンドの前座とかできると最高です(笑)。

ーー2019年4月13日に開催の「テレビズナイト019」も楽しみです
HIROKI 沖縄の皆さん、お待たせしました!! 「テレビズナイト019」は、デビュー前から主催していて音楽だけじゃなく、いろんなストリートカルチャーを織り交ぜたイベントです。
NAOTO 2019年4月13日に沖縄市コザ・ミュージックタウン音市場&音楽広場で開催。出演者は、もちろんバラエティーに富んでます。期待は裏切りません!! 最新情報は、オレンジレンジのオフィシャルサイトでチェックしてください。

ーー今年のオレンジレンジも楽しみです。抱負を含めて読者にメッセージを
HIROKI 今年は年男ということで、まっすぐ突き進みたいなと思います。
NAOTO 今年は年男ということで(笑)、右にも左にもいかず頑張ります。
HIROKI 応援してください!!

オレンジレンジ 沖縄ミュージックジャーニー アフタートーク 106
2019年1月4日放送分の収録後のNHK-FM 番組「沖縄ミュージックジャーニー」アフタートークです。今回は、オレンジレンジからNAOTOとHIROKIをゲストにお迎えし、昨年一年間の活動を振り返るとともに、2019年の展開についてお伺いしました。楽しいトーク、是非ご覧ください!!

【ORANGE RANGE Profile】
沖縄出身の5人組ロックバンド。2001年に結成し、2003年「キリキリマイ」でメジャーデビュー。2016年、バンド結成15周年を迎えたアニバーサリー企画を全国で展開。2018年夏、通算11枚目のオリジナルアルバム『ELEVEN PIECE』をリリース。10月には、NHK「みんなのうた」で、家族をテーマにしたオリジナル曲「Family」がオンエアされ、新境地を切り開いた。
YAMATO(Vo)、HIROKI(Vo)、YOH(B)、RYO(Vo)、NAOTO(G)
▶︎ORANGE RANGE Website

ORANGE RANGE INFORMATION

ORANGE RANGE、地元沖縄開催の主催イベント「テレビズナイト」出演者決定!!

ORANGE RANGEがデビュー前から主催するイベントとして、音楽のみならず様々なストリートカルチャーを織り交ぜて開催してきた「テレビズナイト」が、約2年ぶりにミュージックタウン音市場&音楽広場にて開催!!

「テレビズナイト019」らしいバラエティーに富んだ出演者!!
ORANGE RANGEがデビュー前から主催するイベントとして多種多様なジャンルを織り交ぜて開催するこのイベントにふさわしい出演者が最終決定!!
注目のシンガーソングライター「あいみょん」や「Yogee New Waves」、沖縄期待の若手バンド「奢る舞けん茜」、「P-fam」、ダンサーは、「EDDY/HA-JI/MARK/YU-KI」「GALAXY DANCERS」、テレビズナイト常連のプロスケートボーダー「才哲治」、さらにお笑い芸人「テツandトモ」、マジシャン「MASA MAGIC」、沖縄発のストリートボールリーグ「CROSSOVER」等!!

各プレイガイドにてチケット一般発売開始! さらにはオフィシャル先行グッズ第二弾として、「テレビズナイト019」フェイスタオルの受注販売開始!!

ORANGE RANGE presents テレビズナイト019
日程:2019年4月13日(土)
時間:開場16:30 開演17:15(予定)【3F有料エリア】
※1F無料エリアの時間は後日発表
料金:【通常チケット】5,500円 【お得な早割チケット】4,800円【学割チケット】3,800円
【早割ペアチケット】8,500円 【沖縄県民限定学割チケット】3,300円(共に税込/ドリンク代別途必要)
※小学生以上チケット必要
※学割チケットの券種は、小学生・中学生・高校生・専門学校生・
短大生・大学生・大学院生が対象(入場時に学生証の提示必須)
会場:沖縄・ミュージックタウン音市場&音楽広場
住所:沖縄県沖縄市上地1-1-1

出演:ORANGE RANGE、あいみょん、Yogee New Waves、奢る舞けん茜、P-fam
EDDY/HA-JI/MARK/YU-KI(DANCER)、GALAXY DANCERS(DANCER)、CROSSOVER(BASKETBALL)
才哲治(SKATEBOAD)、テツandトモ(お笑い芸人)、MASA MAGIC(マジシャン)
モバイルプリンス(MC)、ジンベーニョ(FC琉球公式マスコット)

問合:PMエージェンシー 098-898-1331(平日10:00~18:00)
詳細:ORANGE RANGE Official Website
ORANGE RANGE presents テレビズナイト019 Web page

ORANGE RANGE INFORMATION

11のカケラを集めた『イレブンピース』が日台同時リリース
約3年ぶり通算11枚目となるオリジナルアルバム『ELEVEN PIECE(イレブン・ピース)』が
2018年8月29日に日台同時リリース!
WOWOW NBAバスケットボール 2018イメージソング「Hopping」、
Jリーグクラブ FC琉球公式応援ソング「Ryukyu Wind」をはじめ、
前作『TEN』以降も自らのオリジナリティとアイデンティティを突き詰めてきた
ORANGE RANGEの個性と個性がぶつかり合う全11曲収録!!

【ORANGE RANGE/ELEVEN PIECE】
ARTIST:ORANGE RANGE
CD TITLE:『ELEVEN PIECE』
RELEASE:2018年8月29日
PRICE:3,000円(without tax)
CODE:VICL-65040
詳細:ORANGE RANGE Website

ORANGE RANGE『ELEVEN PIECE』【収録曲】
01. Ryukyu Wind -ELEVEN PIECE ver.- ※Jリーグクラブ FC琉球公式応援ソング
02. センチメンタル ※沖縄バヤリース “バヤガール編” CMソング
03. Destroy Rock and Roll
04. Hopping ※WOWOW NBAバスケットボール 2018イメージソング
05. 楽園Paradise
06. Happy Life
07. 大きな夢の木
08. ワジワジ feat.ペチュニアロックス
09. Theme of KOZA
10. KONNICHIWA東京
11. Girl/Boy Song feat.ソイソース

【ELEVEN PIECE(初回限定盤)】
詳細:ORANGE RANGE Website

【ELEVEN PIECE(台湾盤)】
※台湾盤は「CD+DVD+スリーブケース」仕様となり、音声特典用プレイパスコード、
2019年公演チケット先行抽選予約シリアルコードは封入されません。

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