2018年9月15日
旬なカルチャー情報を伝える沖縄LOVEwebと素敵女子のポートレートで話題のフォトグラファーplan-dとのコラボレーション企画。沖縄音楽を愛する素敵音楽女子「音人」が毎月カバーガールとして登場です。2018年9月のモデルは、浅井 愛さん。ポートレート、テキストでお楽しみください。
Music I’m listening now
私が “今” 聴いてるおきなわのうた
羊毛とおはな「明日は」
この歌との出会いは、まだ私がモデルとして駆け出しの頃。ファッションと表現の中に生きていた時。私は言葉で伝えることが苦手で表現の形を模索していた。モデルもアートからスタートしたことだった。絵も描いていたけれど、絵を描く意味をとても考えていて、描けなくなっていた時だと思う。自分の心に寄り添うことがキーワードになっていた頃だ。初めて聴いた時「なんて癒しだ」と魂が震えた。柔らかく響く歌声と優しいギターが心に響きわたり、優しい歌詞が深く浸透する。何かが溶けていった気がした。まるで水のゆりかごのよう。愛の祈りだと思った。そして私は母となった。今までの経験がどれも愛しすぎる。もちろん、この歌もとても愛しい。
5歳の息子がね、ふと朝に教えてくれた。僕も弟(2歳)に対していつも笑っていられますようにって思ってるんだよって。私は感涙した。こんなに小さな経験の中で彼も頑張って前をむいている。愛の祈りを自分に捧げている。彼もきっと強くなる。ありがとうがこみあげてくるよ。そんな歌。
沖縄でこの歌を歌う彼女の生の声を聞いた時もとても感動した。数年前に彼女は若くしてガンで亡くなったそう。沢山、いろんな感情を愛そうとした人なんだろうなと思った。彼女の声が生で聴けないと思うととても寂しくて、さらにこのCDからの声が愛しくも寂しい。
浅井 愛 Ai Asai
誕生日:4月13日
血液型:B型
身長:168cm
職業:エステシャン
趣味:宇宙哲学
特技:なんでも自分でやってしまうこと
将来の夢:沢山の人を笑顔にする事
チャームポイント:脚、唇
彼氏にしたい有名人:向井理
憧れの女性有名人:麻生久美子
Aiさんとの出会いは彼女が18歳の頃。ネットで繋り、芸大に通う個性的なキャラに引き込まれる。ファッション誌『CUTiE』『Zipper』や『不思議な国のアリス(飛び出し絵本)』等、ガーリーやロリポップなワールドに引き込んだ女子のひとり。この時期、東京在住だったchacoさんもAiちゃんと同じく、私に同様のワールド、蜷川実花、Tommy february6、etc……を教えてもらった。現在の撮影スタイルの基本的思考はこの頃に構築されたと言っても過言ではない、ふたりの存在のひとりでもあります。
当時、私のオフィシャルサイトのCOVER GIRLも務めてもらう程モチベーションを上げてくれたAiさん。感性の共有が重要な要素のひとつだと学んだのも彼女からでした。
芸大生の頃にモデル事務所に所属し、活動を始めるAiさん。その頃から現在まで不定期で12年以上撮影してきましたが、満を持して今回の出演に至りました。
元々スレンダーなAiさんですが、2児のママになっても体型は出会った当時のまま……。私が長く撮ってる子達に共通するのはスレンダーなスタイル。ファッションは当時とは違いますが、やはり彼女らしい感性の個性的コーデ。約3年ぶりの撮影とは思えないくらいスムーズにサクサク進み約半日で撮り終えました。
長く撮影してきた子達に共通する最も重要な要素として、撮影終了後に『また直ぐにでも撮りたい』と思えること! Aiさんにはそれを感じます。
『直ぐにでも撮りたい』と思うモデルさんに多く出会える環境に感謝。モデルさんやその関連の方々から撮影リクエストが来ることも多々ありますが、長くお付き合い出来る子は少数。そういう意味でもAiさんとの関係は本当にありがたいこと。
今回改めてAiさんを撮影して思ったことはやはり「今度はいつ撮ろうかな?」って既にその気になている私がいること。私にとって魅力的な子は何年経っても、環境が変わっても、ファッションが変わっても、体型がほぼ変わらなければ10年、20年経ってもまた撮りたいと思わせてくれるということ。
で、次のAiさん撮影はいつになるかなぁ~
Photographer:plan-d デザイナー兼フォトグラファー
・Esquire日本版デジタル写真賞‘03 マイクロソフト賞受賞。
・『プロカメラマンファイル 2017年・2016年・2015年』掲載。
・デジタルカメラマガジン『デジタル一眼レフ 交換レンズ完全ガイド』
・『36のQ&Aでわかるマクロレンズの選び方』ポートレート枠を担当。
▶︎Official site http://pndo.net/