2017年5月16日
OKINAWA GOOD LOCATION PHOTO ESSAY
八重山諸島西表島 上原に伝わる教訓歌「上原ぬデンサー節」。古の琉球を現代に伝える琉球村では、県民に愛され続けている沖縄の歌や舞踊を毎日披露しています。歴史を紡いできた「上原ぬデンサー節」を琉球村でご体感ください。
Photographer:写真家 ジャン松元 facebook page
協力:琉球村 facebook page:琉球村 facebook page
八重山に伝わる教訓歌
「デンサー節」は、西表島の上原集落の役人、宮良里賢によってつくられた教訓歌。BEGINのヒット曲「島人ぬ宝」で「♬トゥバラーマもデンサー節も……」と歌われている、あの歌です。歌詞を紐解くと、抑圧的な考え方に、若干の違和感を感じるかもしれません(3番)。この歌が誕生した18世紀は封建の世。封建的な考え方が色濃く反映されているのです。しかしながら、先人達が島の暮らしや家庭を豊かにしたいという想いや努力が伝わると同時に、今の世の「平等」な関係の大切さをも感じられる歌であると言えるでしょう。発祥の地である上原集落では、上原デンサー祭り(上原公民館主催)がデンサ節之碑広場で毎年(6月の第三土曜日)賑やかに開催されています。
「デンサー節」には、「上原ぬでんさ 昔からぬでんさ」からはじまる八重山バージョンとは別に「デンサー節作て童ん達に詠まち世間の戒み」からはじまる本島バージョンも存在します。明治時代、沖縄芝居師が、八重山へ公演に行った際持ち帰り、沖縄本島バージョンの歌詞が生まれ、多くの沖縄県民に親しまれるようになりました。沖縄民謡では「伊佐ヘイヨー」のチラシ(後続する色どりの歌)としても有名で、男女が恋を語らう楽しい歌詞となってます。歌い手によって、アレンジを加えられることが多いのも沖縄民謡の特徴です。
「100年先に伝えたい沖縄の歌」として琉球村では伝統の「上原ぬデンサー節」を歌い未来に繋いでいます。
琉球村:琉球村WEB SITE
琉球村 入園情報
料金:大人16才以上1,200円、小人6才~15才600円、6歳未満無料
会場:琉球村(園内旧島袋家)
住所:〒904-0416 沖縄県国頭郡恩納村山田1130
出演:琉球村
問合:098-965-1234(琉球村営業部)
詳細:琉球村website
琉球村で上原ぬデンサー節を体感!!
2017年5月15日~2017年8月14日の期間中、
11:00の島唄LIVEの際、「上原ぬデンサー節」を披露します。
※田福真美さんが出勤の日のみの「上原ぬデンサー節」パフォーマンスとなります。
予めご了承ください。
琉球村35周年記念アルバム『琉球ナビィロード』
沖縄民謡、沖縄ポップスの定番ソングから
オリジナルまで全11曲収録! 沖縄の音のお土産に!!
琉球村開村35周年を記念して、CDアルバム『琉球ナビィロード』をリリース!!
沖縄民謡からポップスまでカバー10曲、
オリジナル1曲の合計11曲をオリジナリティー溢れる編曲でおで収録。
プロデュースは、沖縄エイサーの大定番曲「ミルクムナリ」の日出克、
編曲は太陽風オーケストラの松元靖が担当。
歌唱は、琉球村で芸能ショーを披露している唄者のみなさん。
沖縄の歌で琉球の今昔を感じてください。
【琉球村/琉球ナビィロード】
ARTIST:琉球村
CD TITLE:『琉球ナビィロード』
RELEASE:2017年4月10日
PRICE:2,160円(tax in)
詳細:琉球村 Website
琉球村35周年記念CD『琉球ナビィロード』収録曲
「島唄」、「海の声」、「芭蕉布」、「うんじゅが情どぅ頼まりる」、
「涙そうそう」、「童神」、「ダイナミック琉球」、「アンマー」、
「沖縄ジントーヨー」、「月が出たなら」、「琉球教歌」(オリジナル曲)
▶︎「琉球ナビィロード」〜沖縄の歌と舞 琉球の原風景を訪ねる旅〜|沖縄音楽旅行Vol.22
沖縄音楽旅行をWEBで! バックナンバー入手も可能に!! 詳細は以下のリンクで
▶︎沖縄音楽旅行 WEB版 Back Number 一覧
沖縄音楽旅行本誌は以下で入手できます!
▶︎沖縄音楽旅行設置店舗一覧MAP
沖縄アーティストのインタビュー動画なら沖縄LOVEwebTV!
BEGIN、ORANGERANGE、MONGOL800など
沖縄アーティストへのオリジナルインタビュー動画、随時更新!
▶︎沖縄LOVEwebTV YouTubeチャンネル
▶沖縄ちゅらサウンズ♪ 音源視聴・購入はQRコードから