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2016年9月15日

組踊の魅力18 新垣俊道(伝統組踊子の会)|沖縄音楽旅行Vo.20 連載コラム

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タイトル:琉球古典音楽の本質とは何か

組踊の魅力 18
文|新垣俊道(伝統組踊子の会)

組踊の三要素である古典音楽は上級士族の教養、または冊封使を歓待する芸能として培われ、組踊等の地謡音楽だけではなく座歌として嗜むほか精神性など様々な側面を持つ。

さて、これまでの実演活動は地謡の出演が殆どで、最近「地謡だけの演奏になっていないか?」などの疑問を抱くようになった。それを再認識しようと昨年七月に琉球古典音楽「歌鎖〜七夕歌会」公演を開催した。出演者は流派を超えた同世代八名で構成し、「かぎやで風節」の前奏が使用されている曲を次々に独唱や斉唱で繋いでいく演目を一つの目玉とした。同前奏は二十曲余りに使用されているが、曲によって内容や曲想が大きく異なる。これらの曲をどう歌い分けするか、それは古典音楽の本質を探るきっかけになると考えた。だが、そう簡単ではない。本質というものほど難しいテーマはないのだ。

その課題から去る七月にも同じ目的で同公演を開催し大湾清之、比嘉康春の両氏に特別出演していただいた。「時節の花」「まことの花」を大いに感じた公演だった。このように、古典音楽をあらゆる方向から捉え、様々な側面を熟考し取り組むことは重要だ。

それが自ずと組踊音楽に大きく反映することを考えた時、継続の重要さを感じ毎年七月は七夕歌会の開催をと意気込んでいる。

国立劇場おきなわ 組踊公演「雪払い」
日程:2016年10月22日(土)
時間:14時開演
料金:3,100円(一般)
場所:国立劇場おきなわ大劇場


新垣俊道 PROFILE
国立劇場企画公演や県内外の公演に多数出演。
08年国立劇場おきなわ組踊研修を修了し、
伝統組踊「子の会(しーのかい)」結成。
同年発売されたCD琉球舞踊曲集・野村流に歌三線として
収録に参加。

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