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2015年11月17日

「泊高橋」歌碑を訪ねエリアを探訪する沖縄音楽旅行| 沖縄音楽旅行Vol.17

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「泊高橋」の歌碑を訪ねて|那覇市 本島南部 | 歌碑編Vol.006
NAVIGATION & TEXT by 掘内歌奈子 ▶︎Kanako Horiuchi facebook
PHOTO by 関 康隆 ▶︎Yasutaka Seki facebook page

数々のドラマが生まれた名橋
「泊高橋」を訪ねて

泊高橋とは、泊村と兼久(前島)を結ぶ橋。古くは木製であったが、1699年石橋に架け替えられた。船が往来できるように3段の階段を設けアーチ部分を高くしたことから高橋の名が付いた。沖縄芝居の「ロミオとジュリエット」、名作「泊阿嘉」の舞台としても有名です。今回は、「泊高橋」の歌碑を訪ねる音楽旅行、唄者掘内歌奈子がナビゲートします。

掘内歌奈子の歌碑探訪記
泊高橋は、真玉橋、比謝橋と並び、沖縄三大名橋として琉球時代から親しまれている。葛飾北斎が「琉球八景」に、ペリーと同行していた画家のヴィルヘルム・ハイネが「ペリー提督日本遠征記」に描いた。また、泊高橋は琉球三大歌劇「泊阿嘉」の舞台ともなり登場する。

琉歌「泊高橋」は、いくつかの歌意で説が分かれている。男女の恋愛を詠んだとされる恋愛説。そしてもうひとつが、組踊「手水の縁」の作者としても有名な平敷屋朝敏の妻が詠んだとされる悲哀の説だ。朝敏が、琉球王朝の三司官に上り詰めた「蔡温」と対立し批判した文章を提出したとして、若くして処刑された。その後、朝敏の妻が断腸の思いで詠んだとされている。歌意は以下。「泊高橋でかんざし(夫や子ども、地位や名誉)をなくしてしまった。時が経てば、名誉が回復されるだろうか」。深い悲しみが伝わってくる琉歌となる。
想像を巡らせて、泊高橋を音楽旅行してみましょう。


【取材協力】ギャラリー「画亜歩」ガアブ/新城喜一氏
【歌碑へのアクセス】 国道58号線添い、泊港近辺の安里川の河口付近にかかる泊高橋のたもとに建立。
▶︎泊高橋 歌碑 Google Mapへ

「泊高橋」沖縄音楽旅行 おすすめDisk

【V.A.恋 ~十九の春 島々のうた 第2集~】
CODE:COCJ-38632 
PRICE:2,300円(without tax)
日本コロムビアの貴重な復刻版。大城美佐子が絹糸の声で歌う「泊高橋」収録。
恋をテーマに真の唄者たちが共演の作品。
キャンパスレコード INFORMATION
詳細:キャンパスレコード HP 
住所:沖縄県沖縄市久保田1-7-22 
電話:098-932-3801
百沖ソングCDセレクション/text/監修:キャンパスレコード
WEBでも入手可のレア音源!


掘内歌奈子 PROFILE
北海道 函館生まれ。沖縄民謡に出会い沖縄へ移住。2000年に大城美佐子に弟子入り。民謡酒場「島思い(しまうむい)」などで経験を積み重ね、沖縄県内外はもとより海外でも公演活動。2011年には、大城美佐子&掘内歌奈子で念願のCD『歌の縁』をリリースした。
▶︎掘内歌奈子 facebook

【掘内歌奈子/花想い(Hana Umui)】
ARTIST:掘内歌奈子
CD TITLE:『花想い(Hana Umui)』
RELEASE:2015年7月23日
PRICE:2,000円(tax in)
CODE:BM-004
詳細:掘内歌奈子 facebook page

沖縄民謡界の歌「絹糸の声」の持ち主と言われる大城美佐子に師事し唄、三線を学んだ北海道出身の唄者 掘内歌奈子。県内外でのライブ活動はもちろん、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど世界各国を旅し音楽と心の交流を続けている。
そんな彼女の待望のセカンドアルバム『花想い(Hana Umui)』は、アフリカのセネガルでレコーディングを敢行した意欲作。「5〜6年前世界一周した時にセネガルで素敵な出会いがありここでレコーディングしたいって思ったんです」と掘内。掘内歌奈子の沖縄三線とセネガルのパップ・サホーが奏でる伝統楽器「コラ」が織りなすサウンドは、とても穏やかでサウダージ感に包まれる。
オリジナル曲の「花想い」は2009年開催の「第20回 新唄大賞」において作詞賞受賞を受賞した名曲。沖縄民謡や新曲を盛り込んだ全7曲。沖縄とセネガルのコラボレーションで生まれたアルバム 『花想い(Hana Umui)』、必聴です。

『花想い(Hana Umui)』収録曲
1.Hamachidori 浜千鳥
2.Thinsagu Nu Hana てぃんさぐぬ花
3.Hana Umui 花想い
4.Taara Senegal Traditional
5.Umi Nu Chinbora 海ぬちんぼらー
6.Senegal (Live Mix)
7.Galgankilaki Tanchame
8.Kaisare Instrumental


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