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2015年9月5日

懐かしき故郷 〜沖縄に残る黄金言葉を求めて〜

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「懐かしき故郷」は戦後、多くの県民に愛され歌い継がれてきました。故郷への想いを今に伝える名曲です。「懐かしき故郷」が生まれた時代背景やその歌詞の意味、先達のチムグクル(肝心)、教えを理解し、未来に継承していきましょう。

「懐かしき故郷」は、近代琉球民謡の祖、普久原朝喜(普久原恒勇氏の父)氏が戦後すぐに生み出した歌である。昭和20年敗戦。当時、朝喜は大阪にいた。この歌は、戦後初めての関西で開かれた沖縄県人の集いで発表された。全員、涙、また涙。しばらくうちとぅるばって(呆然として)拍手すらなかったという。故郷の沖縄に帰りたくても船は出ない。故郷を想う県人の想いを代弁した「うた」なのだ。時代を表現する「うた」がそこにある。朝喜は、時代の証人なのである。歌から学び取る事は多い。戦後70年の節目、この歌の歌詞を咀嚼して聴いて欲しい。

【曲解説 備瀬 善勝】
多数の民謡音源の制作に携わる。百沖実行委員会の委員長を務めている。沖縄市でキャンパス・レコードを経営。作詞家としても活動しており、普久原恒勇、知名定男、松田一利らに詞の提供もしている。

百沖SONG黄金言葉「懐かしき故郷」より
歌詞:夢に見る沖縄 
   元姿やしが 
   音に聞く沖縄 
   変わてぃ無らん
   行ちぶさや 生まり島

読み:いみにみるうちな 
   むとぅすがたやしが 
   うとぅにちくうちな 
   かわてぃねらん
   いちぶさや うまりじま

意味:夢に見る沖縄 
   思い出すのは 元の姿の沖縄だけど 
   噂に聞く沖縄は、
   元の姿は無く 
   変わってしまった
   行きたい 帰りたい 生まれ故郷の沖縄に

解説:戦争は終わったが、噂に聞く沖縄はアメリカ世になってしまった。
   不安、焦燥感……。
   この歌から故郷を想う心、民の歴史を学び、後世に繋げたい。
   黄金(クガニ)ぬ肝心、未来へ。

ビセカツのおすすめ音源はこれだ!!【普久原朝喜/チコンキーふくばる】
CODE: ACD-3006
PRICE: 3,000円(tax in.)
詳細:キャンパスレコード店 OFFICIAL WEB SITE
近代琉球民謡の祖 普久原朝喜氏のSP盤復刻。1927年大阪を拠点にマルフクレコードを設立。以来「チコンキーふくばる(蓄音機の普久原)」と称される。代表作である「物知り節」、「通い船」、「果報節」などの名作が収められている貴重なCD。(RELEASE:03年6月)

キャンパスレコード INFORMATION
詳細:キャンパスレコード HP 
住所:沖縄県沖縄市久保田1-7-22 
電話:098-932-3801
百沖ソングCDセレクション/text/監修:キャンパスレコード
WEBでも入手可のレア音源!


【題字 我部 天心】
沖縄県南城市出身。書道教室、カルチャー講師。大人から子どもまで書の楽しさを教え、感性を育んでいる。
八重瀬教室:098-998-6911
沖縄市教室:098-939-9933

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