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2014年8月25日

西表口説 〜沖縄に残る黄金言葉を求めて〜

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「西表口説」は、西表島祖納で生まれた歌で、教訓歌として現在も愛唱されている名曲です。西表で歌い継がれている「西表口説」、歌が生まれた時代背景やその歌詞の意味、先達のチムグクル、教えを理解し、未来に継承していきましょう。

西表島祖納の歌。17世紀初頭に琉球王国が薩摩藩の支配下となってから、厳しい人頭税が課税されました。西表の人々は、五穀豊穣を願い、過酷な農作業を少しでも和らげるため、この歌を歌い農作業に励みました。西表には500年以上の伝統がある節祭(シチ)という祭礼が3日間行われます。来年の五穀豊穣と住民の無病息災を祈願する節祭(シチ)の2日目に、「祖納嶽節」や「波照間口説」などとともに「西表口説」も演奏され、弥勒を前に奉納舞踊が披露されるのです。今も島に息づいている民謡ですね。

【曲解説 備瀬 善勝】
多数の民謡音源の制作に携わる。百沖実行委員会の委員長を務めている。沖縄市でキャンパス・レコードを経営。作詞家としても活動しており、普久原恒勇、知名定男、松田一利らに詞の提供もしている。

百沖SONG黄金言葉
老いも若きも 皆揃てぃ 心 競いでぃ 耕やしょる
【おいもわかきも みなそろてぃ くくるきそいでぃ たがやしょる】
田畑物作い 万作に
【たはたむじくい ばんさくに】

「心競いでぃ 耕やしょる」。厳しい人頭税に苦しみながらでも、心をひとつにして田畑を耕す。西表の人々がの苦難の歴史を超えて、今に伝えた教訓歌である。


ビセカツのおすすめ音源はこれだ!!【池田 卓/やいまうた】
RELEASE:2004年7月27日
CODE: TUNE-0001
PRICE: 2,500円(tax in)
詳細:キャンパスレコード店 OFFICIAL WEB SITE
池田卓、初の八重山民謡収録アルバム。ライブで歌い未来に繋ぐ島の歌。故郷、西表島の民謡等、全11曲を収録。ピアノと三線だけのシンプルなアレンジに仕上げられた、新しく懐かしい八重山民謡アルバム。「西表口説」は、2度レコーディングしたという、こだわりの仕上がりとなっている。

キャンパスレコード INFORMATION
詳細:キャンパスレコード HP 
住所:沖縄県沖縄市久保田1-7-22 
電話:098-932-3801
百沖ソングCDセレクション/text/監修:キャンパスレコード
WEBでも入手可のレア音源!


【題字 我部 天心】
沖縄県南城市出身。書道教室、カルチャー講師。大人から子どもまで書の楽しさを教え、感性を育んでいる。
八重瀬教室:098-998-6911
沖縄市教室:098-939-9933

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