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2013年8月15日

安里屋ユンタ〜コールアンドレスポンスで労働を和らげる〜

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OKINAWA GOOD LOCATION PHOTO ESSAY
「安里屋ユンタ」〜労働を和らげる歌、原風景を訪ねる旅〜

「マタハリヌ チンダラ カヌシャマヨ」唄どころ八重山で労働を和らげる為に歌われていた「安里屋ユンタ」。「新安里屋ユンタ」に合わせて楽しく踊り合いの手を入れるワークショップが琉球村でスタート。沖縄の原風景を音楽旅行しましょう。
photo: ジャン松元
JOHN MATSUMOTO WEB SITE:CHAOS~OkinawaAmericaAsiA~

安里屋ユンタは、竹富島で生まれた古謡
「安里屋(あさどや)ユンタ」は、沖縄県の八重山諸島、竹富島に伝わる古謡。
沖縄本島などで現在よく歌われている「安里屋ユンタ」は、1934年に星克作詞、宮良長包作曲で日本コロムビアから発売され、日本全国に広がり定着したもの。
伝統的な「安里屋ユンタ」に対してこのバージョンを「新安里屋ユンタ」と呼んで区別することも多い。
制作にあたって、歌詞は囃子の部分だけを残し、他の部分は原曲の直訳ではなく、標準語による新たな創作詞となっている。

ユンタは労働の最中に歌われ、辛さを和らげた
歌詞の内容は、琉球王国時代の竹富島に実在した絶世の美女、安里屋クヤマ(1722年 – 1799年)と王府より八重山に派遣されクヤマに一目惚れした目差主(下級役人)のやり取りを面白おかしく描いている。
歌詞中の「マタハリヌ チンダラ カヌシャマヨ」は八重山の古語で「また逢いましょう、美しき人よ」の意と解釈するのが一般的。歌詞は、20番以上あるとされている。
沖縄を代表する唄者のひとり、大工哲弘氏曰く。「畑仕事をしながら男女のゴシップ的な歌詞を面白おかしく歌い、合いの手を入れる。コールアンドレスポンスも八重山の唄の魅力。労働を和らげる為に広まった」。
唄はまさに生活の一部、密接な関係にあると言える。下記は、オリジナルの「安里屋ユンタ」、歌詞の抜粋。

安里屋ユンタ 歌詞
さぁ安里屋(あさどや)ぬ
くやまによ サァユイユイ
あん美(ちゅ)らさ 生(ま)りばしよ
マタ ハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ

さぁ目差主(みざししゅ)ぬ
請(く)ゆだらよ サァユイユイ
あたろ親(や)ぬ望(ぬず)むたよ
マタ ハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ

さぁ目差主(みざししゅ)や
我(ば)なんばよ サァユイユイ
あたろ親(や)や此(く)りゃおいすよ
マタ ハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ

琉球村で沖縄民謡の歌と踊りを楽しむワークショップを体感!!(9月企画スタート予定)

【V.A./伝えたいむかしおきなわのうた てぃんさぐぬ花】
『うたぬ美らさ 心を結ぶ沖縄の歌』
ARTIST:美音、琉球村地謡、山内美佐江 ほか
CD TITLE:『伝えたいむかしおきなわのうた てぃんさぐぬ花』
RELEASE:13年7月15日
CODE: RKM-002  
PRICE: 840円(tax in)期間限定500円で琉球村にて販売中!
琉球村:琉球村WEB SITE
内容:伝えたいむかしおきなわのうたのコンセプトのもと、
琉球村がオリジナルオムニバスCD『てぃんさぐぬ花』をリリース。
「ミルクムナリ」の日出克氏をプロデューサーに迎え
「てぃんさぐぬ花」、「ちょんちょんキジムナー」、
「琉球村ものがたり」の3曲を収録した。
CDは、琉球村にて販売、期間限定で500円で販売している。
沖縄の音のお土産にぜひ、琉球村のCDを!!


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