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2012年3月2日

<沖縄音楽旅行Vol.02>「汗水節」〜沖縄に残る黄金言葉を求めて〜

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黄金言葉 -百沖ソングで学ぶ黄金言葉-


代々歌い継がれてきた「汗水節」。戦前に生まれたこの曲には、先人が残した教訓や教え『黄金言葉(くがにくとぅば)』が残されています。労働歌とも言われている名曲を耳にする方も多いと思いますが、その歌詞の意味をご存知ですか?


【曲解説】
「汗水節」は仲本稔が作詞、宮良長包が作曲を手がけた作品で戦前に作られました。働く努力を惜しまないよう、社会奉仕を説く有名な教訓歌の一つ。勤倹貯蓄を奨励した新民謡で、一般公募から選ばれた歌詞に、「えんどうの花」を作曲した宮良長包が音を付けました。当時はまだ蓄音機が普及していなかったため、人伝いにこの曲が広まっていきました。上記の歌詞は一般的な汗水節で、時代の流れとともに歌詞が変化したものがあり、囃子に違いが見られます。南城市には汗水節の記念碑もありますよ。

<百沖SONG黄金言葉>
心嬉しさや【くくるうりしさや】……前後の歌詞を含むと、汗水を流し一生懸命働く人の嬉しさ、日々の充実感は、働かずして共感することはないという意味。働くことで得られるのは、金銭、実績だけではない。心情も豊かになる。
御萬衆の為も【んまんちゅぬたみん】……自分だけ、家族のためだけに働くのではなく、世のすべての人を想い、真面目に汗を流し働きましょう(=情けは人のためにあらず)という労働の教えが書かれている。



【曲解説】

備瀬 善勝
Yoshikatsu Bise
多数の民謡音源の制作に携わる。百沖実行委員会の委員長を務めている。沖縄市でキャンパス・レコードを経営。作詞家としても活動しており、普久原恒勇、知名定男、松田一利らに詞の提供もしている。
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【題字】
我部 天心
Tenshin Gabe
1965年12月29日生まれ。沖縄県南城市(旧大里村)出身。書道・筆ペンなどの講師を行いながら、幼稚園などで子どもたちと一緒に字を書く楽しさを教え、感性を育んでいる。

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ビセカツのおすすめ音源はこれだ!!
【V.A 『沖縄/祭り・うた・放浪芸』】
ARTIST: V.A
CD TITLE:『沖縄/祭り・うた・放浪芸』
RELEASE:03年6月4日
PRICE: 6,825円(tax in.)
CODE: MHCL-281~4


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