沖縄LOVEwebをご覧のみなさん、こんばんは!
沖縄カルチャーの広告塔、編集長の幸田悟です!!
NHK-FM 沖縄放送局 番組 沖縄ミュージックジャーニー
本日1月20日（金）放送の第55回番組予告&テキストプレビューです!!
※再放送1月22日（日）午前11:00 放送

沖縄音楽の力で、ウチナーンチュの結まーるの精神で繋がるとき!
番組でしっかりと沖縄音楽を伝えます!!

沖縄ミュージックジャーニーは、
毎週メインテーマを設定し、沖縄音楽を系統立て伝える番組。

Vol.056 沖縄県復帰40周年企画 OKINAWA STREET ROCK HISTORY。
復帰40周年を記念して、お届けするスペシャル企画!!
「モンゴル800」「HY」「オレンジレンジ」「D-51」「かりゆし58」など、
沖縄から日本の音楽シーンを席巻するロックバンドが次々と登場しています。
このようなムーブメントは、いったいどこから生まれてきたのか…。
もともと沖縄は芸能が盛んな土地、
祭りとなればすぐに民謡が飛び出し、人々は踊る。
沖縄の人にとって音楽は「鑑賞するもの」というより「楽しむもの」。
そんな中で、育まれたオキナワンストリートロック。
本日は、1972年以降ストリートロックがどのような
変遷をたどったのかを紐解いていきます。
懐かしい沖縄ロックサウンドととともにお楽しみ下さい。

今週も盛りだくさんの内容です!!
放送をもう一度聴きたいとか、聞き逃してしまったという方は、
ちゅらうたWEBのアーカイブもぜひお聞きください!!

ON AIR SONGS SET LIST
◎M_01 紫／Doomsday -THIS WEEK SPECIAL-
◎M_02 ハートビーツ／マチルダ -THIS WEEK SPECIAL-
◎M_03 片手に三線を／ディアマンテス -THIS WEEK SPECIAL-
◎M_04 Anger From Ball／ラセンマセ -THIS WEEK SPECIAL-
◎M_05 MONGOL800／DON’T WORRY BE HAPPY -THIS WEEK SPECIAL-
◎M_06 かりゆし58／アンマー -THIS WEEK SPECIAL-
◎M_07 Jaa BourBonz／誓うよ -Okinawansongs-

OKINAWA STREET ROCK HISTORY

第1期 　1970年～1980年
1972年、日本本土復帰。1975年、エキスポ沖縄海洋博覧会開催と
日本全国的にも沖縄に注目が集まる中、オキナワン・ロックシーンは、
「ベトナム戦争（1975年集結）景気」に湧いていた。
基地の島、沖縄には戦地ベトナムへ赴く米兵が多く存在した。
彼らは、母国の音楽である「本物のロック」を欲した。
そんな中、彼ら米兵の熱い支持を得たモンスターバンド
「紫」「コンディション・グリーン」「マリーwithメデューサ」等。
これらのバンドは、「ミュージシャン・オブ・ミュージシャンズ」的なパワーで
数々の伝説を生み出し、日本のロックシーンを席巻した。

第2期 　1979年～1990年
沖縄発、本場仕込みのハード・ロックはブレイクしたが、
対米兵から対日本人へとオーディエンスの移行が
オキナワン・ロックの形態を少しづつ変化させて行くこととなる。
オキナワン・ロックを聴いて育った第二世代のアーティストが登場。
彼らは、沖縄にコンプレックスを持たざるを得ない環境に置かれていた。
だからこそ「誰よりもきれいな日本語で歌ってやろう」という
反骨精神が生まれ「自由奔放なサウンド」、
「日本語の歌詞による等身大のメッセージ」を模索し始めた。
そんな中、華々しくデビューを果たしたのが、
いわゆる「那覇」代表のロック・バンド、「ハートビーツ」。
他に六人組、タバサ、NUDE、The Waltz、ディジー、
スターリーアイドナイト、バタフライコレクターズ、ボトルネックバンド等。

第3期 　1989年～1997年
第3期は、「インディーズ＝個性＝アイデンティティの欲求」で
新たなオキナワの音楽の魅力が再認識された時代だった。
また、CDの普及でレコーディング機器も急速にデジタル化が進み、
自主制作CDをリリースするアーティストも現れた。
オキナワ・ラティーナ「ディアマンテス」の出現により、
沖縄音楽とラテン音楽との融合がなされ、
沖縄ではひとつのカテゴリーとして認知された。

第4期 　1996年～
1996年頃に登場した「地獄車」「Anger From Ball」「The Junky Jap Dogs」
「SHAKA HOT MANIAC」などの新しい世代のバンド達は、
沖縄に対するコンプレックスはまったくない世代。
彼らのネットワークで積極的に県外のバンドを招待し
自主企画イベントが多発、
同時に沖縄県内に地元バンドを応援するファンが急増していく。
そんなシーンから生まれたモンスターバンドが「MONGOL800」。
その後、日本を席巻する「HY」「ORANGE RANGE」「D-51」らが続く。
そして近年、自分たちの言葉でメッセージとサウンドをとどける「かりゆし58」
エンタテインメントなステージで多くのファンを獲得した「ZUKAN」らが台頭。
さらに、2side 1BRAIN、ROACH、ティーンバンドらが
新たなムーブメントを構築しはじめている。

Coda感想：
沖縄のストリートロックシーンの40年をダイジェストで振り返ってみました。
時代とともに要求する音があり、爆発的なエネルギーを生むのだと再認識。
またじっくり振り返ってみたい。

Saki感想：
私が生まれる前からのこと、凄い時代だったんだなと改めて感じました。
今は普通に日本中で沖縄のサウンドが聴けるけど、ここまでくるには
ホントに大変だったんだなと痛感。勉強になりました。

NHK-FM 沖縄ミュージック・ジャーニー
Vol.056 2012年 1月20日（金）ON AIR
再放送 ：2012年 1月22日（日）午前11時
番組タイトル：沖縄ミュージック・ジャーニー
THIS WEEK SPECIL：沖縄県復帰40周年企画 OKINAWA STREET ROCK HISTORY。
ゲスト：ナシ
キャスト：ナビゲーター・構成／幸田悟
アシスタント／Kei、Saki、Chigusa、Mizuki（週代わり）
時間：金曜日18:00～18:50／日曜日11:00～11:50
放送局：NHK-FM沖縄放送局 88.1MHz
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