2011年10月30日
みなさん、こんにちは。屋比久です。
今日は、映画「森聞き」を紹介します。
日本全国の高校生が、「森の名手・名人」を訪ね、
知恵や技術、人生を聞き書きし、記録する活動「聞き書き甲子園」。
「森聞き」は、その「聞き書き甲子園」に応募した高校生4人が、
“森の名人” と呼ばれる人たちに話を聞くなど、
交流する姿を撮影したドキュメンタリーとなっています。
この映画は、
「自然と寄り添い生きてきた人々の暮らしがどんどん失われている。
その事実を伝えていこう」
という想いから、撮影されました。
「森聞き」では、
焼き畑、茅ぶき、木こり、杉の木の種を採取する4人が、
森の名人として登場します。
それぞれ異なる仕事をする4人。
しかし、心にある「この自然を子孫へ残し、伝えていきたい」という想いは、みんな同じです。
日本のごく一般的な若者たちが、生きることの難しさや未来への不安を抱え、
日本が近代化するなかで、
もっとも打ち捨ててきた自然の中で生きる人々との出会いを通し、
乗り越えようとする、リアルな日常が映し出されています。
断絶してしまった、世代、都市と農村、
伝統的な暮らしと現代化された暮らし。
そうした断絶を埋め合わせることの可能性を、
この映画を通して、見つめ直しました。
大自然のなかで働く人々を映し出している、「森聞き」。
劇中で、映像の魅力をさらに引き立たせている音楽は、
フィンランドが誇るアカペラ・ボーカル・グループの
「RAJATON(ラヤトン)」です。
RAJATONの素晴らしい歌声は、自然あふれる映像にとても合っていて、
聴いた瞬間から大自然の中にいるような気持ちになります。
また、沖縄上映日である11月6日は、
午後の上映からは、なんと沖縄キリスト教学院大学のチャペルで上映されるんです!!
チャペルで流れる、「森聞き」の映像にRAJATONの歌声…最高です!!
今ある環境や、伝えていかなくてはいけない伝統を、
ゆっくりと考えられる時間になると思います。
「森聞き」を見ると、みなさんも自分の故郷を思い出し、
重ねて考えてしまうと思います。
そのなかで、昔からの暮らしの良さなど、伝統に感心を持ち、
何が大切で、何を守らなくてはいけないのかを考えてほしいです。
そして、失われていくものを完全に止める事はできないけれど、
その大切さに気づき、少しでも蘇らせるきっかけになればと思います。
みなさんもぜひ、11月6日は沖縄キリスト教学院大学へ足を運び、
「森聞き」を見てほしいです。
沖縄では一日限定の上映となるので、このチャンスをお見逃しなく!!
映画「森聞き」沖縄上映会+
柴田昌平監督トークライブ
日程:11月6日(日)
場所:沖縄キリスト教学院大学
時間:《上映予定》
11:00~13:05 朝の上映(階段教室)
13:05~14:30 トークライブ(階段教室)
15:30~17:35 昼の上映(チャペル)
17:35~19:00 トークライブ(チャペル)
19:00~21:05 夜の上映(チャペル)
料金:前売1,000円 当日1,200円
問合:「森聞き」沖縄上映実行委員会 TEL.090-9485-1791(福田)
「森聞き」公式サイト