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2011年10月12日

<沖縄音楽旅行 Vol.1>百沖SONGで学ぶ黄金言葉「てぃんさぐぬ花」〜沖縄に残る黄金言葉を求めて〜

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代々歌い継がれてきた「てぃんさぐぬ花」。美しい旋律に乗せて歌われるのは、先人が残した教訓や教え『黄金言葉(くがにくとぅば)』です。自然と歌詞を口ずさめる……という方は多いと思いますが、その歌詞の意味を知っていますか?

【曲解説】
「てぃんさぐぬ花」は先人の教えを歌ったもので、昔から教訓歌を好む学校の音楽で歌われることが多い民謡。世の中の教えを説いた、いわゆる格言を歌にしたもので、それが黄金言葉として歌い継がれています。ただ、時代の流れとともに歌詞にいくつかのパターンがあって、上記の歌詞は一般的なものですね。歌詞の3番目の解釈は、舟人が星を頼って前進するように(注 1)、親も子を頼っていると訳す。要するに、子どもが律しないと親は方向を見失い、混乱してしまうということを教えているんです。

<百沖SONG黄金言葉>
読みやならん【ゆみやならん】…数限りないと訳す。前後の歌詞を含むと、「親の教えは限りがない」を意味する。それほど、親からの愛情を受けて育ち、親から子への教えが途絶えることがないことを表現している。
方星見当てぃ【ふぁぶしみあてぃ】…本来は楽曲ができた時代より昔のこと。特にうみんちゅなど、夜に沖へ出たときに北極星を目印にして方角を確かめていたことを、直後の歌詞の比喩表現として用いている。(注 1)

【曲解説】
備瀬 善勝
Yoshikatsu Bise
多数の民謡音源の制作に携わる。百沖実行委員会の委員長を務めている。沖縄市でキャンパス・レコードを経営。作詞家としても活動しており、普久原恒勇、知名定男、松田一利らに詩の提供もしている。

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【題字】
我部 天心
Tenshin Gabe
1965年12月29日生まれ。沖縄県南城市(旧大里村)出身。書道・筆ペンなどの講師を行いながら、幼稚園などで子どもたちと一緒に字を書く楽しさを学び、感性を育んでいる。

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ビセカツのおすすめ音源はこれだ!!
松田一利 『うたみちあるき』
ARTIST:松田一利
CD TITLE:『うたみちあるき』
RELEASE:10年3月4日
PRICE:2,700円(tax in)
CODE:TUNE-6

多数の民謡音源の制作に携わる。百沖実行委員会の委員長を務めている。沖縄市でキャンパス・レコードを経営。作詞家としても活動しており、普久原恒勇、知名定男、松田一利らに詩の提供もしている。


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