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2024年7月8日

音人 音楽女子 110|hina Cover girls 2024 July

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旬なカルチャー情報を伝える沖縄LOVEwebと素敵女子のポートレートで話題のフォトグラファーplan-dとのコラボレーション企画。沖縄音楽を愛する素敵音楽女子「音人」が毎月カバーガールとして登場です。2024年7月のモデルは、hinaさん。ポートレート、テキストでお楽しみください。

Music I’m listening now
私が “今” 聴いてるおきなわのうた
「うむい」 Rude-α

episode of my favorite song.

2022年ウチナーンチュ大会の閉会式で初めてこの歌を聴きました。同じ20代のrude-αさんが歌を通して、戦争の歴史や基地問題にしっかり向き合い、沖縄の「想い」を風化させず未来へ残そうとしているのを見て、私も沖縄のために、未来の子供達のために、何か行動をしなければと考えさせられるきっかけになりました。
私はインターンシップとして修学旅行生を案内するバスガイドをしていますが、沖縄戦について話す際にはおばあの声で演じて、より心に真っ直ぐ刺さるような語りを心がけています。また、沖縄の人たちは戦後の苦しみから芸能の力で少しずつ立ち上がってきた、沖縄の人にとって琉球芸能や文化は復興の大きな原動力であったということを、バス内で琉球舞踊やエイサー、歌三線をすることで伝えています。

そして私自身も、私たちウチナーンチュが生まれながらに持っている沖縄への誇りは一体何なのか、歴史に正面から向き合い、文化をきちんと学び理解することで答えに近づきつつあります。この歌のおかげで、これまで避けつつあった沖縄の負の歴史にしっかり目を向けなければと思い、実際に行動に移すことができました。地獄のような戦争と苦しい戦後の暮らしを生き抜いてきた先人のおかげで私たちにまで命が繋がり、このような幸せな平和な時代に生かしてもらっている、まさに「命どぅ宝」です。

戦争を起こすのも私たち人間であり、それをストップできるのも私たち人間だけです。歌詞にある「争うよりも愛しなさい」がグッと心に染みるとともに、三線のメロディーに心を掴まれました。MVからも考えさせられることがたくさんあるので、ぜひ多くの方々に見ていただきたいです。

hina
誕生日:3月26日
血液型:A型
身長:158cm
職業:大学生
趣味:韓国ドラマ鑑賞、1人カラオケ、三線
特技:他言語を学ぶこと
将来の夢:幸せに暮らすこと
チャームポイント:まつげ
憧れの女性有名人:本田真凜ちゃん、YouTuberぷにちゃん

▶︎Instagram: Official Instagram hina

hinaさんとの出会いは、音楽女子 音人 Vol.109号に出演頂いた愛里さんの紹介から……。現役女子大生のhinaさんのSNSの写真で見た第一印象は「韓国の方?京都や奈良の方?」でした。初回ミーティング&テストシュート当日、待ち合わせ場所にStarbucksでの初見の印象は「ハイ、やっぱり韓国の方?」でした。初回ミーティングで撮影に向けた話しは手短に、彼女の事がイロイロ気になってお話を聞いてみると、hinaさんの見た目の印象(はんなり系かと)とは違う行動的でアクティブでエンターテイメント的な子でした。沖縄三線の高校チャンピオンだったり、八重瀬町志多伯の「志多伯綱引き」マンガ本を企画・制作したり、デトロイト美術館で開催された ひな祭り2020「春はここから」へ三線と歌でゲスト出演したり、RYUSO COLLECTION2021ファイナリストに選ばれたり、在学中に韓国へ1年間留学したり、バイトでバスガイドしたり……etc いやいや、大変御見それいたしました。

テストシュートで撮ってみてわかったことは、hinaさん自身「スチール撮影(写真)」は少々苦手意識があると言うか、後に気付いたのですが、自分自身には厳しい評価をしている様で、特にスマイルにはかなり厳しい印象。私的にはOKテイクのカットも「う〜〜ん……」を連発。こうなってくると、私も燃えてくるので、本人が納得するカットを撮ろうとシャッターを切りなんとか数枚OKテイクが出ました。これも後にデータ送ったら「思ってたより良かった」と言ってもらえて胸を撫でおろしました。

撮影時にはカメラのファインダーでチェックしてもらってるため、非常に小さい画像なのでイマイチだと感じてしまっていた様。今後はタブレット端末とかで確認してもらうこと検討しようかと思いました。私的には短い時間の中で素敵なカットがいっぱいあった印象で、特に後半からはモデルという感じではなく女優or役者orアーティストさんを撮る感覚にシフトしたらかなり良い感じの表情も多く撮れました。本番撮影が楽しみ!

本番に着る全7コーデの写真が送られて来て、ココでも良い意味での予想を裏切ったコーデが多くありテンション上がりました。テストシュートの時のコーデは白のパフスリーブのカワイイ系ブラウスにパステル系のミントグリーンのマーメイドスカートで、私が勝手に描いていたhinaさんっぽいキレイなお姉さん系でした。もちろんキレイ目系コーデもありましたが、ミニワンピースやカジュアルなミニコーデ&デニムコーデ等。今振り返れば行動的でアクティブなhinaさんらしいコーデですね。

本番当日、梅雨明けした沖縄県地方、天気はモチロン晴れ! 花柄のモノトーンワンピで登場したhinaさんは正にキレイ目系お姉さん! 女優帽をかぶって立っているだけで絵になります。テストシューティングから約2週間、初回撮影の時とは全く違うhinaさんがそこにいました。全7コーデをおおよそスケジュール通り撮影は進み、予備に持って来てもらった8コーデ目まで撮り終えて終了。

hinaさんのビジュアルの良さが光る本撮影でしたので、被写体モデルとしての活動とかは?という問いに対して「少し考えてみますね!」とのこと、彼女の活動をイロイロと知ることで、被写体としての活動はその内容を選んで受けたら良いと思いました。hinaさん自身は韓国への留学経験もあって、「沖縄を海外に向けて発信していく仕事が出来たら」とのこと。撮影中に三線弾き語りながら歌ってもらいましたが、やはり単に被写体モデルとして活動するよりエンターテイメント性の高いお仕事の方が向いてる気がします。その行動力と才能を活かした活動に期待しつつ、また機会があれば是非撮りたい一人になりました。

【plan-d profile】

Photographer:plan-d デザイナー兼フォトグラファー
・Esquire日本版デジタル写真賞‘03 マイクロソフト賞受賞。
・『プロカメラマンファイル 2020年・2019年・2018年・2017年・2016年・2015年』掲載。
・デジタルカメラマガジン『デジタル一眼レフ 交換レンズ完全ガイド』
・『36のQ&Aでわかるマクロレンズの選び方』ポートレート枠を担当。
▶︎Official site http://pndo.net/

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