100 oki songs gravure｜100年先に伝えたいおきなわのうた「山の子守唄」

沖縄には未来の子供たちに伝えていきたい大切なものがたくさんあります。沖縄のうたもそのひとつ。沖縄のうたは、私たちの暮らしの中にとけ込み、私たちを支え、励まし、時に癒し、時に気づきを与えてくれます。そんな「100年先に伝えたいおきなわのうた」をシリーズで掲載。今回のテーマ曲は、宮良高司 作詞、宮良長包 作曲の「山の子守唄」。
夜空を彩る星たちは、「山の子守唄」を聴いて育った子どもたち。一つひとつのいまの煌めきに、そしてこれから煌めく未来の星たちに、宮良牧子が優しく歌い届けます。

「山の子守唄」
作詞 宮良高司　作曲 宮良長包

ねんねん ほろろん
ほろほろねむれ
裏の小山にゃ
夕日がさして
ほろろん ほろろん
子鳩も鳴きました

ねんねん とろろん
とろとろねむれ
裏の小川にゃ
すすきが散って
とろろん とろろん
蛙もなきました

ねんねん ねむれ
夜までねむれ
鎮守の森には
小鳥もねたよ
ぽっかり ぽっかり
白い月ばかり

宮良長包生誕140年を記念し、長包作曲の「山の子守唄」、
「廣野の涯 （初音源化）」、「えんどうの花」を配信リリース!

表題曲の「山の子守唄」は、えんどうの花」や「だんじゅ嘉利吉」など多数の楽曲を生み出し、「沖縄音楽界の父」、「沖縄のフォスター」などと称された宮良長包が作曲、宮良牧子の祖父である宮良高司が作詞した作品。長包ならではの美しいメロディーを丁寧に、そこはかとなく深く宮良牧子が歌い上げる。

「廣野の涯」もまた、長包、高司コンビによる楽曲。長包楽曲の中では長年埋もれた存在となっていたが、宮良長包生誕140年を記念したコンサートを機に掘り起こされた。「廣野の涯」の詩はとても短かったため、孫である宮良牧子や高司の娘の順子が書き足し、一曲に仕上げ、今回初音源化にこぎつけた。そしてもう一曲、長包メロディーの代表作、「えんどうの花」も収録。

宮良牧子の歌、楽曲のメロディーと歌詞の世界観を最大限に生かす、黒木千波留の透明感あふれるピアノ、土屋玲子のバイオリン、伊藤ハルトシのアコースティック・ギターとチェロのアンサンブル。忘れかけていた豊かな島の風景が、時空を超えて蘇る楽曲はまさに「100年先に伝えたいおきなわのうた」。極上のサウダージ・ミュージックだ。

【宮良牧子／山の子守唄】
ARTIST：宮良牧子
CD TITLE：「山の子守唄」
RELEASE：2024年1月1日
MEDIA：digital release
PRICE：1,530円（tax in）
DL：レコチョク 宮良牧子「山の子守唄」

【宮良牧子　「山の子守唄」EP 収録曲】
M1. 山の子守唄（作詞/宮良高司、作曲/宮良長包、編曲/黒木千波留）
M2. 廣野の涯（作詞/宮良高司,宮良牧子,石垣順子、作曲/宮良長包、編曲/黒木千波留）
M3. えんどうの花（作詞/金城栄治、作曲/宮良長包、編曲/黒木千波留）
M4. 山の子守唄 (Instrumental)
M5. 廣野の涯 (Instrumental)
M6. えんどうの花 (Instrumental)

※写真は小浜島にある「山の子守唄」の歌碑にて。

【​宮良牧子 PROFILE】
民謡の DNA を大切に受け継ぎつつ、そのエッセンスを多彩でダイナミックな表現の中で輝かせるという、稀有なスタイルを持つヴォーカリスト。 その圧倒的な歌唱力を絶賛するアーティストも多い。これまでにソロやチュラ マナなどで多くのアルバムをリリース。また 2010 年には NHK 連続ドラマ小説 「ゲゲゲの女房」サウンドトラックに参加し、2012 年の映画『ペンギン夫婦の 作りかた』では主題歌の作詞作曲と歌唱を担当し活動の場を広げている。
詳細：​宮良牧子 OFFICIAL WEBSITE

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