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2022年12月9日

KACHIMBA COMBO INTERVIEW |沖縄音楽旅行Vol.45 WEB版(Short Ver.)

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色とりどりのピンチョスが並んだかのような
KACHIMBA COMBOの音楽のバルへ、¡Bienvenidos!!

オキナワンサルサという独自の世界を開拓し常に進化し続けているカチンバ。そのカチンバ・ファミリーの新しいユニットがカチンバ・コンボ! 南国沖縄から日本、アジア、世界へと熱いビートを届けるべく、アルバム『¡Bienvenidos!』をリリースした。沖縄音楽旅行スペシャル インタビュー初登場! 色とりどりのピンチョスが並んだかのようなカチンバ・コンボの音楽のバルへ、¡Bienvenidos!(いらっしゃい)!!

Interview & Text:幸田悟

── カチンバの結成から実に24年!
TARO 1998年に10人のメンバーでカチンバ1551を結成して24年か……。来年25年、四半世紀になりますね。

── カチンバは変幻自在、いろんなユニットがありますね
TARO カチンバ1551でスタートしてそのあと、4人のメンバーでカチンバ・クワトロ、それからエンターテインメント性あふれる大所帯のフルバンド、カチンバデラックス、さらに3人というミニマムなメンバーでアコースティックサウンドを届けるカチンバ・イリスというユニット、そして今回、5代目のカチンバの家族にカチンバ・コンボをが加わりました。

── そもそもサルサに傾倒していったキッカケは?
TARO 僕が北海道で仕事をしている時にキューバのバンドを始めて生で観ました。この生の音が凄かったんです。トランペットなどホーン系の音、ボンゴやコンガの打楽器の音、そしてボーカル……。ほとんどマイクを使ってないんですが、ものすごい圧で迫ってくるんです。この人が奏でる音楽のパワーに衝撃を受けて「これをやりたい」と思い、仕事を辞めてキューバに勉強しに渡りました。

── 本場キューバで勉強してそれを沖縄に持ち帰り、沖縄音楽と融合するなどオキナワン・サルサという独自の世界を開拓してきたカチンバですが、沖縄音楽とサルサをチャンプルーし始めたそのシチュエーションもまた、サルサらしいライブ感溢れるエピソードですよね
TARO そうなんです。最初は、キューバの曲しかやってなかったんですが、カチンバで1回目に行ったキューバ公演で「安里屋ゆんた」をアレンジして持っていったんです。これが一番ウケちゃって、キューバ人もカチャーシーを踊って盛り上がり切るみたいな(笑)。なるほど、アイデンティティを感じる、そういう音楽が必要なんだと思いました。ウチナーンチュで良かったとつくづく思います。

── メンバーの中でTAROさんの次に古いメンバーがギターのYUUIさん。確か、カチンバの公演でキューバにも同行してますよね
YUUI はい、2013年にツアーで2週間くらい行きました。サルサ、ラム、葉巻……、空気感もふくめ現地のシャワーを浴びまくってきました。毎日、セッションさせてもらって楽しかったし勉強になりました。あの経験は宝ものです!!

木の音で構成されたユニット、カチンバ・イリス!

── それで、2018年にTARO、YUUIにYUIが加わりカチンバ・イリスとして活動を開始しました
YUI ギター、クラリネット、パーカッションという木の音で構成されたあたたかみのあるユニットとしてスタートしました。ルーツにある沖縄音楽の方言を交えながら、リズムに乗せワールド音楽へと展開していきます。ラテンベーシックやアコースティックの流しスタイル、そして沖縄の童謡など、3人のエッセンスで、独自の世界観を作り上げています。

── すごくいいアルバムもリリースして、これからというときにコロナ禍に
TARO そうなんですよね。イリスの前のクワトロのメンバーでWOMEX(ヨーロッパで毎年行われるワールド・ミュージックの見本市)や韓国、中国のフェスティバルへの参加で、国際的にも注目を浴び、その勢いにのってイリスを結成し、これからというときだったんですが……。でも、そのおかげと言っては何ですが、アジトであるミルベッソ(カチンバが経営するライブ・バル)で定期で開催しているワーク・ショップに若いミュージシャンが来てくれて、どんどん成長していったんです。それが今回のユニット、カチンバ・コンボの結成に繋がりました。

コロナ禍だからこそ誕生したカチンバ・コンボ

── そして加わったのが、ドラム担当のARARIさんとベース担当のYUYAさん
ARARI コンガのレッスン生として、コロナ禍だったのでオンラインでずっとTAROに教えていただきました。
YUYA ぼくはもともとロックバンドをやっていたんですが、ミルベッソでカチンバの演奏を初めて観たときに、「何だこのリズムは!」という衝撃が走りました!! そこからサルサにはまってレッスンに通うようになり、コンボのメンバーに加えていただいたんです……

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KACHIMBA COMBO 沖縄ミュージックジャーニーアフタートーク 140
2022年7月14日放送分の収録後のNHK-FM 番組「沖縄ミュージックジャーニー」アフタートークです。今月は、KACHIMBAの新しいユニット、KACHIMBA COMBOをゲストにお迎えしました。今回は、沖縄の民謡「ちょんちょんキジムナー」KACHIMBA COMBOバージョンのスタジオ・ライブをお楽しみいただきます。是非ご覧ください!!

【KACHIMBA COMBO PROFILE】
2021年に始動したカチンバ・ファミリーの新ニュニット、KACHIMBA COMBO。COMBOとは一品一品が味わい深い、お得なワンプレート・メニュー。それをイメージして名付けたKACHIMBA COMBOは、一人一人の個性的なプレイと多彩な曲のラインナップで、オーディエンスを魅了する変幻自在の無国籍ラテン・ユニットです。沖縄民謡、ラテンのスタンダードナンバーからオリジナルまで、KACHIMBA COMBOの音楽のバルへ、¡Bienvenidos!(いらっしゃい)!!

ARTIST INFORMATION

【KACHIMBA COMBO/¡Bienvenidos!】
ARTIST:KACHIMBA COMBO
CD TITLE:『¡Bienvenidos!』
RELEASE:2022年3月26日
PRICE:2,000円(without tax)
CODE:TIDA-0011
詳細:KACHIMBA Website
購入:KACHIMBA COMBO 『¡Bienvenidos!』 Website

【KACHIMBA COMBO 『¡Bienvenidos!』収録曲】
M.1 Corazon de Melon M.2 Magia M.3 Dulce Sabor M.4 Distino
M.5 COMBOにお任せ M.6 OKINAWA-Instrumental- M.7 Gitana M.8 ケセラセラ

KACHIMBA COMBO 「Magia」MV

【取扱店舗一覧】
・サウンドボックスみつとも(那覇メインプレイス内)・高良レコード(那覇市牧志)
・普久原楽器(沖縄市胡屋)・キャンパス・レコード(沖縄市久保田)
・未来屋書店(イオンモールライカム店)・HMV(サンエー浦添パルコシティ内)
・TSUTAYA 読谷店・TSUTAYA 泡瀬店・TSUTAYA 山内店
・TSUTAYA具志川店・TSUTAYA宜野湾店・TSUTAYA美里店

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