2009年にはユネスコ無形文化遺産にも登録
台南市の伝統的な室内楽「南管(ナングゥァン)」を堪能
台湾の多彩な文化芸能の中から台南市の伝統的な室内楽「南管(ナングゥァン)」を紹介する台湾×琉球文化交流公演「アジア・太平洋地域の芸能~海を渡り台湾で継承される伝統音楽 南管~」が2023年10月29日(日)、国立劇場おきなわにて開催。もともと中国南方地域の伝統音楽でしたが、17世紀頃に福建省からの台湾移住者達によって伝承され、現在でも台湾の人々に広く愛されており、2009年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されています。今回の公演では、文化事業を通して日本と台湾の交流を盛んに行っている「你好我好有限公司」を外部演出に迎え、台湾文化に造詣の深い鄭恵中氏監修のもと、台南市を拠点に活動している「台南 振聲社」、「麻豆巷口 集英社」の2団体を招聘します。伝統音楽「南管」が台湾に根付いた足跡をたどり、歴史や文化を学びながらその魅力を存分にご堪能いただきます。ぜひ公演をご覧ください。
アジア・太平洋地域の芸能~海を渡り台湾で継承される伝統音楽 南管~
日程:2023年10月29日(日)
時間:開演14:00
会場:国立劇場おきなわ大劇場
住所:沖縄県浦添市勢理客4-14-1
料金:3,700円
出演:台南 振聲社(タイナン シンセイシャ)、麻豆巷口 集英社(マトウコウコウ シュウエイシャ)
文化監修:鄭 恵中
司会通訳:青木由香
問合:国立劇場おきなわチケットカウンター
詳細:アジア・太平洋地域の芸能~海を渡り台湾で継承される伝統音楽 南管~
台南 振聲社(タイナンシンセイシャ)
振聲社は、台南中西区に所在し、1793年(清の乾隆58年)に台南三郊の紳商たちによって設立されました。これは台南で最も歴史がある南管楽社であり、清代から日本統治時代にかけては、台郡水仙宮が活動の中心でした。戦後には、普済殿や祀典武廟六和堂が楽社の拠点となりました。2000年以降、中西区の忠孝街に位置する現在の場所へ移転し、南管音楽の「清音」を永続させることを目指しています。振聲社は、台南で最も古い南管の館閣であり、台湾全体でも長い歴史を有する館閣の一つです。また、多くの貴重な南管の古い楽器や文物が保存されています。この楽社は、歴代にわたり名師を多数育成し、南台湾の南管音楽文化の発展に大きな影響を与えています。近年では、南管音楽の伝承と新しい師範の育成に力を注ぎ、その美しい音楽を一般大衆に広める活動にも重点を置いています。これまでに、台南市の優れた演芸団体に6回選出され、8枚の公演DVDもリリースしています。振聲社の活動は多岐にわたりますが、その核となるのは南管音楽の永続と普及です。その美しい音楽と文化に触れ、多くの人々がその魅力を知ることができるよう、今後も努力を続けてまいります。
2008 雲腳台灣 走到台南 2 (節錄)
麻豆巷口 集英社(マトウコウコウ シュウエイシャ)
麻豆巷口角太平清歌は、台湾麻豆地区で盛んだった十八媛(迎暗芸)に起源を持ちます。この芸術形態は大正6年(1917年)に郭登川氏によって組織されました。その後、郭朝銓氏と郭新添氏が資金を集め、馆先生を招聘して太平歌の教育を行い、その伝統が現在まで続いています。1982年には「集英社」と正式に名称が付けられました。さらに、2002年には陳学礼先生が教育部の薪伝奨を受賞し、元の団員を招集して無料で技術を伝授、再活動を促しました。現在は団長の郭武骥氏が率いており、2018年には台南市政府文化審議会から伝統的な表演芸術として認定され、台南市の無形文化財となりました。この芸術形態は今後も継続的な努力によって、さらなる高みへと引き上げられ、この貴重な文化が永遠に継承されることを目指しています。
鄭惠中布衣 2016太平歌樂大會親麻豆慶安宮集英社99週年慶The Music of Lâm-koán (Nanguan)
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