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2021年8月24日

ネーネーズ INTERVIEW|沖縄音楽旅行Vol.40 WEB版

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デビュー30周年記念 コンセプト・アルバム
『ガジュマル』リリース!!

沖縄民謡界の重鎮、知名定男のプロデュースにより結成されたネーネーズ、1991年4月、ファースト・アルバム『IKAWU』のリリースから、デビュー30周年を迎えた。2019年には6代目ネーネーズとして、フレッシュなグループとして生まれ変わった。沖縄民謡の素晴らしさを伝えるとともに、世界の音楽との融合で新しい沖縄の歌を生み続けるネーネーズの現在にせまるスペシャル・インタビュー!!

Interview & Text:幸田悟

ーー 6代目ネーネーズ、自己紹介を!!
仲里はるひ 宜野湾市出身です。現在、沖縄県立芸大に通って、沖縄の歴史や芸能を学んでいます。ライブハウス島唄に来て下さったみなさんに、ネーネーズの歌と共に沖縄の芸能の魅力もお伝えできればと思います。ネーネーズの歌をしっかり受け継いでいけるように、勉強も練習も頑張ります。
小濱 凜 出身は、名護市です。幼い頃から沖縄の独特な芸能が好きで、歌三線を習ってきました。ネーネーズの歌はずっと聴いていて、憧れてました。ネーネーズのメンバーになれて幸せです。ステージを通して勇気や感動、夢を与えられるよう稽古にも一生懸命励んでいきます。
与那覇 琉音 沖縄出身の両親を持つ、名古屋生まれ名古屋育ちです。父は沖縄民謡の歌手で、父を師に幼い頃から歌三線を奏でてきました。沖縄県立南風原高校の郷土芸能コースで沖縄の歴史、文化、琉球舞踊を学び、沖縄県立芸大に進学しました。はるひネーネー(仲里)の後輩になります。
上原 渚 私は那覇市出身です。ネーネーズに所属して足掛け16年。4人の平均年齢は、なんと22歳!! このメンバーで、2019年の夏から活動してます。

ーー コロナ禍で活動が制限される中、配信ライブなど発信し続けてますね
上原 ライブ配信を週に2回、定期的に行ってます。メンバーそれぞれのプロデュースで「ゆかた祭り」や、「トークライブ」など趣向を凝らしてます。
仲里 配信をスタートしたころは、無観客ライブが難しかったです。回を重ねるごとに、リアルタイムでコメントを書き込んでくれるファンの方々も増えてコミュニケーションができるようになってきました! もう感謝しかありません!! YouTubeでもいろんな動画を掲載しているのでぜひチェックしてください!!

ーー そんな渦中でのニューアルバムのリリース、おめでとうございます!! アルバムに込めた思いを教えてください
上原 ガジュマルって沖縄のシンボル的な木だと思うんです。このアルバムには、瀬長亀次郎さんや、知名定繁先生、嘉手苅林昌先生、大城美佐子先生など、他界されてしまったけど、沖縄のシンボルのような方々への思いを歌った曲を数多く収録しているんです。諸先輩方へのリスペクトの思いと、私たちも諸先輩たちの活動を受け継ぎ、ガジュマルのような存在になれるように、という思いを込めて「ガジュマル」というタイトルにしました。

『ガジュマル』収録曲全曲解説
M.01 アカブーMISA
小濱 「アカブー」とは赤い髪、「MISA」とは2021年1月に他界された大城美佐子さんの「MISA」。美佐子先生は、流行の最先端をいく唄者だったそうで、知名定男先生が、髪を赤く染めた美佐子先生を見て大変衝撃を受け、この曲ができたそう。レコーディングするときに、定男先生が、「グソー(あの世)で知名定繁(定男先生の父)が美佐子と酒を酌み交わしている状況を想像しながら歌いなさい」と言ってくださいました。これを聴いたときに私は涙ぐるぐる(涙がとめどなく溢れ出る)しました。

M.02 おしえてよ亀次郎
仲里 タイトルに出てくる「亀次郎」とは、戦後の沖縄復興のために尽くしてくれた政治家、瀬長亀次郎さんのこと。映画「米軍が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯」(佐古忠彦監督)の公開初日に映画館のステージでこの歌をうたわせていただきました。歌を聴いて泣いてらっしゃる方もいて、瀬長亀次郎さんは沖縄県民にずっと愛されているんだと感じたと同時に、この歌の凄さも実感しました。

M.03 願い
上原 美しい沖縄、歌や踊りはすべて神様の恵み。平和の花を咲かせるイメージで、恒久平和を願って歌ってます。

M.04 庭のガジュマル
仲里 「いとしき人のまぼろしが 呼べどこたえぬまぼろしが まぶた閉じれば よみがえる」というサビの歌詞に全てが凝縮されていると思います。このアルバムの軸となっている曲です。

M.05 春のワルツ
与那覇 自然豊かな一本道をスキップしている景色が浮かぶんですよ。そんなイメージで歌いました(笑)。

M.06 コザ!
小濱 現在の沖縄市、以前はコザ市という名称でした。今でも沖縄の人はコザと呼ぶくらい、愛着があります。沖縄復帰(1972年)くらいまでのコザは、とても栄えていたのですが、だんだんとシャッターが目立つようになり、寂しい街となってしまっていたんです。「あのころのコザはどこへいった!」という感情を込めてロック・テイストで歌うことを心がけました。

M.07 アイラブ・ソング・キング
上原 この歌は嘉手苅林昌先生がモデルになっている曲です。沖縄民謡界のソング・キングだったんだなと思います。

M.08 恋西陽
与那覇 女性の恋心を歌っている、とっても情熱的でロマンチックな曲です。

M.09 遠くから
小濱 沖縄の諸問題を比喩表現を使って歌っている曲です。

M.10 手紙
与那覇 母の愛を感じる歌詞に超感動! 私は、親元を離れて沖縄で暮らしているのでとても心に染みます。

M.11 ワジワジワルツ
上原 「ワジワジ」とは「ムカつく」って意味があります。女性の立場からの歌詞。彼氏には、ムカつくこともあるけど、海が好きな男に惹かれましたという内容。

M.12 贈りもの
仲里 この曲の最後に凛(小濱)ちゃんの小学生の時の声が入ってます。
小濱 10年前の過去の自分とのコラボ、不思議な気持ちです。

M.13 それはテイハン
上原 曲の冒頭でスペシャル・ゲスト、定男先生がブルース調で歌ってくださってます。テイハンとは、定男先生のお父さん、知名定繁先生のことです。

M.14 まつりの夜
小濱 ステージでは、四つ竹を使って厳かな感じで歌います。ぜひ「ライブハウス島唄」でライブも見て欲しいです。

ーー 読者のみなさんにメッセージを
与那覇 『ガジュマル』には、素敵な曲が入っているので、ぜひ聴いてください。
小濱 ネーネーズの楽曲で沖縄のことが学べたりもします。沖縄の文化に触れていただければ嬉しいです。
仲里 配信ライブもがんばってます! 沖縄気分を味わってください!!
上原 ライブ配信、SNSなどいろんなメディアを通してネーネーズを伝えてます。ネーネーズを感じてもらえれば幸せです。コロナが収まったらぜひ、私たちの生の歌を感じてください。

【ネーネーズ PROFILE】
メンバーは、上原 渚 、仲里はるひ、小濱 凜、与那覇琉音。1991年4月にリリースしたファースト・アルバム『IKAWU/イカウー』でネーネーズの音楽は瞬く間に世界中に広がった。6代目となった現メンバーで2019年より活動開始。2021年6月23日、ネーネーズのプロデューサー「知名定男」による厳選の全14曲収録、デビュー30周年記念コンセプトアルバム『ガジュマル』をリリースした。コロナ禍において、セルフプロデュースで配信ライブやYouTube動画などを配信、ネーネーズの歌を世界中に届け続けている。
詳細:ネーネーズ Official Website

ネーネーズ 沖縄LOVEwebTV 今日の訪問者 219
デビュー30周年記念アルバム『ガジュマル』をリリースした、ネーネーズが来社。アルバムについてメンバー全員にインタビューした動画です。チャーミングな六代目ネーネーズの楽しいトーク、是非ご覧ください。

ARTIST INFORMATION

ネーネーズがデビュー30周年記念アルバム『ガジュマル』を2021年6月23日にリリースした。ネーネーズがディグレコーズからリリースしたCDアルバム『美らうた』、『愁』、『彩』、『贈りもの』の4作品からプロデューサー 知名定男が厳選した楽曲を、新たにボーカルを収録し再ミックスしたもの。沖縄のために尽くした政治家、瀬長亀次郎氏を歌った「おしえてよ亀次郎」、いーちゅぐい(絹糸の声)と称された美しい歌声の唄者、大城美佐子を歌った「アカブーMISA」、嘉手苅林昌を歌った「アイラブ・ソング・キング」、知名定男の父、知名定繁を歌った「それはテイハン」など、沖縄のシンボルのような方々への思いを歌った曲を数多く収録。ガジュマルは沖縄にとってシンボルのような木ということからタイトルを『ガジュマル』とした。6代目となったネーネーズ、大地に根を張り、枝葉を広げ、ガジュマルのように沖縄の美しい歌を育んでいきたいという思いも込めた。

【ネーネーズ/ガジュマル】
ARTIST:ネーネーズ
CD TITLE:『ガジュマル』
RELEASE:2021年6月23日
PRICE:3,000円(tax in)
CODE:DCA-0011
詳細:ネーネーズ Official Website

ネーネーズ 『ガジュマル』収録曲
M.01 アカブーMISA M.02 おしえてよ亀次郎 M.03 願い M.04 庭のガジュマル 
M.05 春のワルツ M.06 コザ! M.07 アイラブ・ソング・キング 
M.08 恋西陽 M.09 遠くから M.10 手紙 M.11 ワジワジワルツ 
M.12 贈りもの M.13 それはテイハン M.14 まつりの夜

ARTIST INFORMATION 2

ネーネーズのロングバージョン完全版を沖縄タイムス電子版連載「幸田悟の沖縄音楽旅行+プラス」に9月10日掲載予定!!幸田悟の沖縄音楽旅行+プラスへは、以下からご覧ください! 通常ウェブ版は、沖縄LOVEwebに掲載します!
沖縄タイムス電子版連載|幸田悟の沖縄音楽旅行+プラス

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