ホーム > インタビュー > はいさいFESTA2018 音楽祭 PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA -LIVE REPORT-

2018年7月17日

はいさいFESTA2018 音楽祭 PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA -LIVE REPORT-

,,,

Share on Facebook

第15回 はいさいFESTA 2018 音楽祭
PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA -LIVE REPORT-
史上初! PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVALが「はいさいFESTA」にやってきた!!
神奈川県JR川崎駅前の複合商業施設『ラチッタデッラ』で2018年5月2日(水)から6日(日)まで5日間にわたり開催された「はいさいFESTA」。そのフィナーレを飾る音楽祭で伝説の沖縄のロック・フェス「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」とのスペシャルなコラボレーションが実現した! 会場のクラブチッタには、1,000名超のコアな沖縄ロックファンが詰めかけ、歴史的なコンサートを熱く盛り上げた。
出演したアーティストは、紫(MURASAKI)、 ローリーロールバンド、DIAMANTES、きいやま商店、かりゆし58!! 地元沖縄でもかなりブッキングが難しい豪華ラインナップだ! 沖縄カルチャーの広告塔 幸田悟のナビゲートで1970年代から現在までの沖縄ストリートロックシーンとピースフルラブ・ロックフェスティバルの歴史を紐解きながら進行。本物の沖縄ロック・サウンドとヒストリーを体感のコンサートとなった。「PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA」のライブレポート! ぜひご覧ください!!


1)きいやま商店 15:05~15:35 きいやま商店 LIVE(30)

歴史的なコンサートのトップバッターは、沖縄インディーズシーンが沸点に達した2000年代表として出演のきいやま商店。おなじみのSEに乗って登場するや否やいきなりトップギア!! 「ミルクムナリ」、「僕らの島」で、クラブチッタの超満員の観客を立て続けにあおる! 4曲目の「 ロックンロールびーちゃー」では、彼らがリスペクトする先輩ミュージシャンローリー(ローリーロールバンド)が実現! エンディングの「沖縄ロックンロール」までハイテンションなバンド・サウンドとステージパフォーマンスで盛り上げた。

【きいやま商店 PROFILE】
石垣島在住の従兄弟・兄弟で結成されたエンタメユニット「きいやま商店」。ユニット名は、3人のおばあちゃんが石垣島で営んでいたお店の名前から命名。3人のパワー溢れるステージパフォーマンスと爆笑トークは必見! 沖縄から全国へ向けて、「きいやま商店マジック」はまだまだ続く!!

【きいやま商店】PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA Setlist
M1 ミルクムナリ
M2 僕らの島
M3 頑張れ!スミオおじぃ
M4 ロックンロールびーちゃー(ローリーin)
M5 ドゥマンギテ
M6 じんがねーらん
M7 沖縄ロックンロール


2)ローリーロールバンド 15:45~16:15 ローリーロールバンド LIVE(30)

続いては、ローリーロールバンドの登場! 沖縄のストリートロックの歴史の中で1980年代は、最も混沌としていた時代。その時代に、熱くライブを展開していたのがローリー率いるThe Waltzだ。沖縄復帰、アメリカ文化と基地問題……。音楽の街、コザ(沖縄市)に生まれ、激動の沖縄を体験した、ローリー。歴史の記憶を纏う彼の歌はまさに「僕らの島唄ブルース」だ。「カメジロー」ではメッセージが突き刺さり、「週末はA&Wで」では、ノスタルジックな気分に包まれる。ソウル、ブルース、ロックンロール! ローリーの島唄ブルースとローリーロールバンドが繰り出す多彩なサウンドに会場は酔いしれた。

【ローリー PROFILE】
1963年コザ市(現沖縄市)生まれ。父は「芭蕉布」の作曲者として有名な普久原恒勇で、祖父は民謡歌手でマルフクレコード創設者の普久原朝喜。1986年にロックバンド「The Waltz」を結成。ライブ活動ではB.B.キングや憂歌団と共演。また楽曲はTV番組のテーマソングやオリオンビールのCMなどにも使用。時に方言を交えながら自らの言葉でオリジナルソングを歌い、現在の沖縄インディーズシーン隆盛の基礎を築いた。現在は、ソロやローリーロールバンド(Vo.& G. ローリー、Dr. 城間和広、B. 上地‘gacha’一也、Key. 護得久朝NOW!)で県内外で活動中!!

【ローリーロールバンド】PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA Setlist
M1 最後の奇跡
M2 カメジロー
M3 星空に書いたラブレター
M4 週末はA&Wで
M5 恋をしようよ
M6 真っ黒な腹のトナカイ


3)ディアマンテス 16:35~17:10 DIAMANTES LIVE(35)

1990年代の代表は、オキナワラティーナ ディアマンテス! 彼らの登場でクラブチッタが一気にダンスホールに!! 「CEBADA」、「琉神マブヤー」、「 片手に三線を」など人気曲を一気に演奏!! 曲間のMCでアルベルト城間は、「紫などの素晴らしい先輩たちがこのオキナワンロックの土壌を創り上げてきた。そのおかげで今の僕らがある」と沖縄ロックシーンを振り返った。ライブの後半は、オリオンビールのCMソング「イチャリバARRIBA」、「Hey! ニーセーター」で乾杯モードとなり、途中きいやま商店とのコラボレーションで大盛り上がり! ラストの曲「勝利のうた」の大合唱で観客が一体となった。

【DIAMANTES PROFILE】
1991 年結成、1993 年に1st アルバム『OKINAWA LATINA オキナワ・ラティーナ』でメジャーデビュー。「ガンバッテヤンド」、「勝利の歌」、「片手に三線を」など数々のヒット曲を生み出し、2016年にはDIAMANTES 結成25周年のANNIVERSARY LIVEを宜野湾海浜屋外劇場で開催。沖縄を拠点に全国各地で精力的にライブを行い、「オキナワ・ラティーナ」という独自の音楽を発信し続けている。またその傍ら、楽曲提供や編曲・演奏などで他方面のアーティストと枠にとらわれないコラボレーションで活動の場も広げている。

【ディアマンテス】PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA Setlist
M1 CEBADA
M2 琉神マブヤー
M3 片手に三線を
M4 イチャリバARRIBA
M5 Hey! ニーセーター
M6 勝利のうた


4)かりゆし58 17:25~18:00 かりゆし58 LIVE(35)

現在最も輝いているバンドとしてかりゆし58が登場。ボーカルの前川真悟が紡ぎ出す言葉は、まさに黄金言葉。特に2006年7月にリリースし代表曲となった「アンマー」、2010年リリースの7枚目となるシングル「雨のち晴れ」に収録された曲、「オワリはじまり」は、歌詞に力があり、多くの人々の共感を呼びロングヒットを続けている。さて、ライブ。昨年リリースしたアルバム『変わり良し、代わりなし』から「ホームゲーム」、「マンゴーウーマン ゴー‼︎ゴー‼︎ゴー‼︎」、「変貌願望」の3曲を立て続けに歌い、4曲目にキラーチューン、「アンマー」を歌唱。会場全体がかりゆし58の世界へ引込まれていく。「ウクイウタ」、「ユクイウタ」で再度ビートとサウンドでグイグイと押し込み、ラストは、「オワリはじまり」。「ドラムの中村洋貴は、現在休養中だが、いつも一緒のつもりでいる」と真悟。かりゆし58のチームワークの良さから生まれる、歌とサウンドを堪能した35分間のライブだった。

【かりゆし58 PROFILE】
2005年4月沖縄で結成の4人組バンド。沖縄音階にロック、レゲエをチャンプルーしたサウンドと、かざらない言葉でメッセージを発信し、世代を超え人気をよんでいる。2006年2月ミニアルバム『恋人よ』でデビュー。2006年7月にリリースの母への感謝の気持ちをストレートに唄った「アンマー」が多くの共感を呼び、日本有線大賞新人賞を受賞。2016年2月22日にデビュー10周年を迎え、10周年記念ベストアルバム『とぅしびぃ、かりゆし』をリリース。沖縄で生まれ育った彼らならではの『島唄』を全国に向け唄い続けている。

【かりゆし58】PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA Setlist
M1 ホームゲーム
M2 マンゴーウーマン ゴー‼︎ゴー‼︎ゴー‼︎
M3 変貌願望
M4 アンマー
M5 ウクイウタ
M6 ユクイウタ
M7 オワリはじまり


5)紫 MURASAKI 18:15~18:55 紫 MURASAKI LIVE(40)

そしていよいよクラブチッタに沖縄のロックレジェンド「紫 MURASAKI」降臨!! 2010年、35年ぶりにリリースしたアルバム『PURPLESSENCE』で華麗に復活を遂げた。そのアルバムは、全曲新曲、世界のロックの新しいトレンドを盛り込み、それぞれのプレイヤーが新しい奏法やテクニックを披露するという、驚愕の内容だった。これぞ、レジェンドのレジェンドたる所以。テクニックもパワーも音楽に対するインテリジェンスも健在どころが、さらに高みを目指し磨き続けている。ライブは、2016年にリリースしたアルバム『QUASAR』に収録されてる「Heaven’s Gate」からスタート! 分厚いサウンドで一気に紫の世界へ。さらに同アルバム収録の「Red Line」、『PURPLESSENCE』収録の「Why Do You Lie?」と畳み込む。そして往年の紫ファン待望の名曲「Mother nature’s plight」を演奏。この曲は、1976年リリースのセカンドアルバム『IMPACT』から沖縄民謡を曲中に盛り込んだナンバー。続いて2012年RBC琉球放送、TOKYO MXにて放送された、『琉神マブヤー1972レジェンド』の主題歌「Mabuya」をはさみ、シングルとしてリリースされた楽曲「Starship Rock’n Rollers」。ラストの曲は、最強のオキナワンロックアンセム「Double Dealing Woman」!! 演奏が終了するやいなや会場からも舞台袖のアーティストからもアンコールの大合唱! ジョージ紫(Key.)、宮永英ー (Dr. Vo.)、比嘉清正(G.)、下地行男(G.)、JJ (Vo.)、Chris(B.)の6名が再度ステージに登場、「Doomsday」を演奏し、熱狂のライブを締めくくった。

【紫 MURASAKI PROFILE】
紫 1970年、リーダーのジョージ紫 (Key.)を中心に「紫」を結成。1975年、ジョージ紫、宮永英ー (Dr. Vo.)、城間正男 (Vo.)、城間俊雄 (B.)、比嘉清正(G.)、下地行男(G.)の6人編成で活動。2007年10月、ジョージ紫、宮永英ー、比嘉清正、GGの全盛期メンバーにJJ (Vo.)、Chris(B.)を迎え、現在の「紫」スタート。2010年『PURPLESSENCE』を、2013年『Eyes Wide Open』をリリース。2016年6月、音源リリース40周年を記念し『QUASAR』リリース!!

【紫 MURASAKI】PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA Setlist
M1 Heaven’s Gate
M2 Red Line
M3 Why Do You Lie?
M4 Mother nature’s plight
M5 Mabuya
M6 Starship Rock’n Rollers
M7 Double Dealing Woman
En.——
Doomsday

はいさいFESTA2018 音楽祭 PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVALを終えてーあとがきー
私が故郷である沖縄に帰郷し音楽活動をはじめたのは、奇しくも「紫」再結成コンサートが開催された1983年のこと。OKINAWA、アイランド、比嘉清正&エナジー、かっちゃんバンド、マリー・ウィズ・メデューサ、ゲート、ジュピター、ジェット、ワイルドハート、J坊Js、六人組、レイニーバンド、タバサ、NUDE、The Waltz、ブルーストリップ、ディジー、スターリーアイドナイト……。沢山のバンドが、それぞれのサウンド、シーンを生み出し活躍していたユニークな時代でした。1998年、音楽活動と並行してカルチャー誌を出版、以来音楽を中心とした沖縄カルチャー情報を発信し続けています。沖縄ロックの歴史はおおよそ55年。県外のロック・ファンにその歴史を伝え、本物のオキナワンロックのサウンドを体感していただきたいと想い続けてきました。今回、このコンサートの企画・監修・司会を担当させていただき、長年の夢のひとつを叶えることができました。主催のはいさいFESTA事務局、音楽祭スタッフ、アーティスト、お客さん、そしてこのコンサートの実現にご尽力いただいた沖縄市、ピースフルラブ・ロックフェスティバル実行委員のみなさん、心から感謝いたします。この場を借りて厚く御礼申し上げます。沖縄の音楽の魅力は多岐にわたります。これからもさまざまな角度、切り口で沖縄音楽のすばらしさを伝えて参ります。来年のはいさいFESTA音楽祭にも乞うご期待!! 会場に足を運んでいただき、直に沖縄のアーティスト、唄者たちの歌に触れ、応援していただけたら幸いです。今後ともよろしくお願いします。
ー沖縄LOVEweb編集長 沖縄カルチャーの広告塔 幸田 悟ー

15th ANNIVERSARY はいさいFESTA 2018 音楽祭
PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA 開催概要

15th ANNIVERSARY はいさいFESTA 2018 音楽祭 1日目
PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA 開催概要

日程:2018年5月5日(土)  
時間:OPEN 14:00 START 15:00 
会場:クラブチッタ
住所:〒210-0023 神奈川県川崎市川崎区小川町4-1
料金:前売り4,000円 当日4,500円 別途入場時にドリンク代500円
出演:紫(MURASAKI)、ローリーロールバンド、DIAMANTES、きいやま商店、かりゆし58
ナビゲーター:幸田悟 
問合:044-233-1934(株式会社 チッタ エンタテイメント)
詳細:5th ANNIVERSARY はいさいFESTA 2018 音楽祭 1日目 WEB SITE
   第15回 はいさいFESTA 2018 WEB SITE

【はいさいフェスタとは】

川崎市にとって古くから大変縁の深い沖縄県の個性豊かな文化・芸術に焦点を当て、毎年ゴールデンウィークにJR 川崎駅前の複合商業施設『ラ チッタデッラ』で「はいさいFESTA」を開催。2018年で15回目を迎え、国内最大級の沖縄関連イベントへと成長してきた。今やゴールでウィークの風物詩である。
詳細:はいさいFESTA Official Website

【ピースフルラブロックフェスティバルとは】

1983年にスタートした、オキナワンロックの野外ロックフェスティバル。第一回は沖縄のスーパーロックバンド紫の再結成コンサートとして開催。以降、沖縄のロックバンドを中心に 県外、海外からもゲストを呼び開催。2018年の今年35回目を迎える オキナワン・ロックのバイブル的なコンサート。
詳細:PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL Official Website

オキナワンロックのバイブル的ロックフェス、第35回ピースフルラブ・ロックフェスティバル2018が2018年7月14日(土)、コザ・ミュージックタウンにて開催。歴史ある同ロックフェスは、昨年2017年より世代を越えて楽しめる「まちフェス」スタイルのイベントとなりました。今年の出演は、紫、PATiENTS(韓国)、かっちゃんBAND、Freddie Eto & Queeness、ソウルソウス(大阪オーディションバンド)、JET、PRYZM、The Brass Rags、SidewaysBrothersBand、KOZA CITY KATS、P−fam、Indian Grey Hound(沖縄オーディションバンド)。入場無料となってます!2018年7月14日(土)は、コザ・ミュージックタウンへ!!

35th PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL 2018
日程:2018年7月14日(土)
時間:開演 12:00
料金:入場無料
会場:コザ・ミュージックタウン
住所:〒904-0031 沖縄県沖縄市上地1丁目1−1
出演:紫、PATiENTS(韓国)、かっちゃんBAND、Freddie Eto & Queeness
   ソウルソウス(大阪オーディションバンド)、JET、PRYZM
   The Brass Rags、SidewaysBrothersBand、KOZA CITY KATS
   P−fam、Indian Grey Hound(沖縄オーディションバンド)
問合:098-932-1949(ミュージックタウン音市場)
   098-930-1184(サウンドパッケージ )
詳細:PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL Official Website

沖縄LOVEweb INFORMATION

▶︎沖縄LOVEwebへの情報掲載のご依頼はこちらをご覧ください


沖縄音楽旅行をWEBで! バックナンバー入手も可能!!
▶︎沖縄音楽旅行 WEB版 Back Number 一覧はこちら
沖縄音楽旅行全27巻 全巻コンプリートしてください!

沖縄音楽旅行本誌は以下で入手できます!
▶︎沖縄音楽旅行設置店舗一覧MAP


沖縄アーティストのインタビュー動画なら沖縄LOVEwebTV!
BEGIN、ORANGERANGE、MONGOL800など
沖縄アーティストへのオリジナルインタビュー動画、随時更新!
▶︎沖縄LOVEwebTV YouTubeチャンネル

コメントは受け付けていません。

ホーム > インタビュー > はいさいFESTA2018 音楽祭 PEACEFUL LOVE ROCK FESTIVAL in はいさいFESTA -LIVE REPORT-