旬なカルチャー情報を伝える沖縄LOVEwebと素敵女子のポートレートで話題のフォトグラファーplan-dとのコラボレーション企画。沖縄音楽を愛する素敵音楽女子「音人」が毎月カバーガールとして登場です。2018年4月のモデルは、Namikoさん。ポートレート、テキストでお楽しみください。

Music I’m listening now
私が “今” 聴いてるおきなわのうた
「この闇を照らす光のむこうに」 Anly＋スキマスイッチ

episode of my favorite song.

この曲を初めて聴いたときはAnlyさんの力強く澄んだ歌声に圧倒されつつ、中盤からスキマスイッチ大橋さんの包み込むような歌声に聴き入ってしまうあたたかい楽曲ですが、心の中に深まる「闇」とそこに差し込む他者からの「光」という世界観を描いた歌詞だと感じました。

「闇」といっても、人それぞれ違うと思いますが、私にとっての「闇」とは不安でした。今回、音人 音楽女子のお話をいただいたときに、私自身モデルを辞めて数年……。

元々人前に出るのは苦手な事もあり、カメラの前に立つ事ができるのか正直不安でいっぱいでした。でも、撮影が始まるとあれこれ悩んでいたのがウソみたい。タイムスリップでもしたかの様な懐かしい感覚。

カメラを向けられた時のちょっぴり照れくさい感じと、数秒間の心地よい集中、作品を作る一員としての面白さ、まるでこの曲の闇から朝日が昇って、明るく照らす光の中にいるような不思議で楽しい時間となりました。

Namiko
誕生日：10月18日
血液型：AB
身長：168ｃｍ
職業：OL
趣味：TOY STORYグッズ集め
特技：アーチェリー
将来の夢：世界中のディズニーに行くこと
チャームポイント：うなじ
彼氏にしたい有名人：大橋卓弥
憧れの女性有名人：石田ゆりこ・椎名林檎

Namikoさん。おそらく私が今まで撮影してきた被写体（プライベートを除く）で最も長くコンスタントに撮っている人。14年撮り続けてきて、ほぼ変わらない容姿の彼女。はじめての撮影はモデル事務所に所属していた頃でした。人前に出るのが苦手なモデル（笑）そんな子がプロのモデルさん。しかし、初回の撮影で完全にノックアウトしたのは私の方。彼女は本人の意志とは別に、カメラを向けファインダーを覗くと、ゆるい感じの雰囲気orポージングでも、どこか凛とした芯のあるモデル。その天性的な佇まいに惹かれました。

2006年には九州の某百貨店のイメージガールとして大看板、ポスター、チラシ等を飾ります。その撮影を私が担当しました。県外の百貨店のメインビジュアルの撮影ということで、かなり大掛かりで取組めたことが、私の今の活動に大きく影響したと思っています。それまでは本業の雑誌等のアートディレクションやデザインがメインでした。

以降、私のofficial site のcover girlを3年半務め、モデル活動をしばらく続けた後、モデル活動を辞めます。しかし、写真撮影自体は嫌いではない彼女、私が定期的に声掛けして撮影は継続します。今回、音人 音楽女子に出演してもらおうと思い、なんと3年4ヵ月ぶりに夜カフェ。twitterもinstagramもfacebookもLINEのタイムラインも一切やってない彼女、しかし会っていなかった時間が嘘の様に全く変わらない状態でお会い出来ました。

毎回そうですが、撮影をためらいつつも、私の推し＆ロックオンしたら逃れられないのを知ってる彼女。今回の出演もこころよく（？）お受けして頂きました。いざやると決めたら、天性のモードに入り撮影はスムーズに進行。コーデ数も多い中“サクサク撮られる”という表現が一番合ってると思う程の流れ。伊達に14年も撮影されてない彼女がいました。

今回の撮影で、やはり女性は自身のクオリティを高める＆キープ出来るという事。モチロン14年前の彼女の写真を見ると、ファッションもメイクもヘアスタイルも違いますが、ボディケアとスキンケアがしっかり出来てる子は14年経ってもほぼそのまま、魅力的な状態で存在するということを魅せつけられた撮影になりました。
次の撮影が今から楽しみです。

Photographer：plan-d デザイナー兼フォトグラファー
・Esquire日本版デジタル写真賞‘03 マイクロソフト賞受賞。
・『プロカメラマンファイル 2017年・2016年・2015年』掲載。
・デジタルカメラマガジン『デジタル一眼レフ 交換レンズ完全ガイド』
・『36のQ&Aでわかるマクロレンズの選び方』ポートレート枠を担当。
▶︎Official site http://pndo.net/