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2017年10月19日

組踊の魅力22 新垣俊道(伝統組踊子の会)|沖縄音楽旅行Vo.24 連載コラム

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タイトル:文化庁「巡回公演事業」

組踊の魅力 22
文|新垣俊道(伝統組踊子の会)

当会も早いもので発足から今年で9年目を迎えている。この間、離島を含む県内の小中高や南城市など地域において組踊の鑑賞会を開催してきた。
国立劇場おきなわでは定期的にワークショップを開催し、学校現場においても同様な組踊体験を実施している。地道に活動の幅を広げ組踊の普及に取り組んでいるところだ。

そして、今年度からは当会初となる県外での学校公演を行っている。この事業は文化庁の「巡回公演事業」で、同庁が選定した文化芸術団体が本公演の事前に各実施校へ赴きワークショップを行い、数日後、再び各実施校に赴き公演を開催するという形態である。さらに、ワークショップで指導した事を代表の子供達が本公演で成果披露するという充実した内容だ。

さて、本事業に応募するにあたり当会のみでの実施は困難であり、東京の株式会社BOX4628(ボックスよろずや)様からお声かけがあり、実現したものである。内容は県外の子供達は沖縄芸能を全く知らない想定で、東京サイドと何度も吟味し固めていった。本事業は東京都、茨城県、千葉県で計12公演を行う。

すでに茨城県と千葉県は無事に終了し、残すは東京のワークショップと本公演のみである。
公演の模様については東京公演が終了した次号で紹介したい。

国立劇場おきなわ 組踊公演「大川敵討」
日程:2017年10月28日(土)
時間:開演 14:00
料金:3,100円
場所:国立劇場おきなわ大劇場

久手堅親雲上作の大作「大川敵討」を全編上演
島袋光晴と比嘉康春の指導のもと、立方・地謡ともに勢いのある中堅・若手の演者で挑みます。
敵討物の最高傑作と謳われる本作品をどうぞご堪能ください。

「大川敵討」あらすじ
谷茶の按司は、人望の厚い大川の按司を滅ぼし大川城を乗っ取るが、
大川按司の忠臣・村原の比屋の報復を恐れ、大川の按司の若按司を捕虜にする。
今帰仁城からの帰途で悲報を聞いた村原の比屋は、
どうにかして若按司を取り返し、主君の仇を討とうと考える。
村原の比屋の妻・乙樽は、若按司を救うため、若按司の乳母だと偽って
谷茶の按司の居城・谷茶城に単身乗り込み、
巧みな話術と色仕掛けで谷茶の按司をだますことに成功する。
物売りに身をやつし谷茶城の様子をうかがっていた村原の比屋は、
乙樽の使者である泊から谷茶城攻めの時期を聞き、
大川の按司の旧臣達を手配し谷茶城へと攻め寄せる。
無事大川の若按司と乙樽を救出し、谷茶の按司を捕らえることに成功する。

新垣俊道 PROFILE
国立劇場企画公演や県内外の公演に多数出演。
08年国立劇場おきなわ組踊研修を修了し、
伝統組踊「子の会(しーのかい)」結成。
同年発売されたCD琉球舞踊曲集・野村流に歌三線として
収録に参加。

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