知花竜海 INTERVIEW 沖縄音楽旅行 Vol.20

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2016年9月2日

知花竜海 INTERVIEW 沖縄音楽旅行 Vol.20

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沖縄の生きる姿を歌った「海鳴りの島」
ウチナー・チャンプルー・ミクスチャー誕生!
Interview & Text：幸田悟

ー「海鳴りの島」に込めた想いは？
知花　曲名「海鳴りの島」は芥川賞作家目取真俊さんのブログ「海鳴りの島から」より、了解を得てタイトルに。沖縄が抱えてきた問題や沖縄の生きる姿を描きました。

ー今回は、ほぼウチナーグチ（沖縄の言葉）で歌詞を制作してます。その狙いは？
知花　沖縄の言葉を使って曲を書きたいという想いはずっと抱いていた。結婚を期に90歳を越えるオバァとも暮らした事も大きい。生活の中でもウチナーグチを使い、話を聴く事で沖縄の歴史の深さや豊かさを感じた。今は、自分の言葉として発する事ができる。日本語をウチナーグチで訳すのではなく、ウチナーグチで考え歌詞にするという手法で制作しました。

ー韻や言葉遊びも巧みに使い歌詞をキャッチーに仕上げてます
知花　自分が親しんできたラップの要素も取り入れた。シンプルな歌詞でも、韻を踏む事で印象にも残るし、伝わる言葉にもなる。言葉の面白さも伝わったら嬉しい。

ーサウンドを担当したインストバンド「ヒカリトカゲ」の存在も大きいですね
知花　元々持っている「ウチナー・チャンプルー・ミクスチャー」をとことんやってみたいと思った。チャンプルーする事で新しいサウンドが生まれる。音楽のイノベーションですね。三線や琉球音階が入ってなくても言葉の力で沖縄感を出し、ラテン・テイストのサウンドにのせて表現した。

ー読者にメッセージを
知花　追い求めてきた曲が、イメージ通りに誕生しました。ぜひ聴いてください!!

知花竜海沖縄ミュージックジャーニーアフタートーク077
2016年8月5日放送分の収録後のNHK-FM 番組「沖縄ミュージックジャーニー」アフタートーク。ゲストは、知花竜海さん。ニューシングルCD「海鳴りの島」について語っていただきました。とても楽しいインタビュー動画、ご覧下さい!!

【知花竜海 PROFILE】
沖縄県読谷村生まれ。ロック・レゲエ・ヒップホップ・沖縄民謡などをチャンプルーした雑食な音楽性と、言葉遊びの中に深いメッセージをちりばめた歌詞で新世代の沖縄音楽を創り続ける。1990年結成の「DUTY FREE SHOPP.」、中国北京で結成したバンド「品味期限」を経て現在ソロで活動中!!

【知花竜海／海鳴りの島】
ARTIST：知花竜海
CD TITLE：「海鳴りの島」
RELEASE：2016年8月13日
PRICE：1,080円（tax in）
CODE：AGLC-2002
詳細：知花竜海 Website

知花竜海「海鳴りの島」収録曲
1.海鳴りの島　2.サン

知花竜海の新譜「海鳴りの島」
ウチナー・チャンプルー・ミクスチャーが炸裂!!
全編日本語詞による歌ものアルバムだった前作「新しい世界」から4年。
ついに待望の新曲が到着。
軽快なラテン調のサウンドに乗せて沖縄の歴史・文化・アイデンティティを歌う意欲作。
歌詞は2曲とも「ウチナーグチ（沖縄語）」をメインに使用。
音はインストバンド「ヒカリトカゲ」とのバンドセッションを経て、
知花竜海本来のミクスチャーサウンドが帰ってきた。
もちろん、そこにソロシンガーとして活動するPOPな一線はキープされており、
知花竜海が提唱する新世代沖縄音楽の新境地と言える作品が生まれた。

【CD販売】
知花竜海関連のCDは全て恩納村おんなの駅にある知花竜海のCDコーナーにて購入可能。
またシングル「海鳴りの島」と「新しい世界」は県内各CDショップにて注文取り寄せが可能です。
▶︎恩納村おんなの駅
▶︎知花竜海 Website

知花竜海／海鳴りの島 Music Video