2013年2月12日

よなは徹 沖縄音楽旅行Vol.04

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100 OKI_INTERVIEW
琉球音楽を発展、そして継承。

琉球伝統音楽、島うたを心から愛し、その普及と伝承に積極的に取り組むよなは徹。スピッツ、森山良子など沖縄県外のアーティストとも積極的にコラボし、沖縄音楽の可能性を追求している。彼が思う琉球音楽の未来とは。

ー 幼少から琉球音楽を学び続けている。
よなは 師匠が3人います。産みの師匠が父、育ての師匠が松田弘一、そして独り立ちさせてくれた師匠が津波恒英。18歳のころ、同じ曲のイントロの部分を毎日5時間、それを5年間弾き続けました。音色や師匠の指の運びなど学び続けた。「レコーディングで、一発OKは一流。2テイクは2流」。師匠からの言葉を胸に刻んでます。奥深い琉球音楽。ボクの原点はそこにある。

ー 琉球音楽の本道を歩んだからこその新しいアプローチですね。
よなは 沖縄民謡の守るべきところは守る。しかし発展継承させていくには、新しい試みも必要。2枚目のアルバムからバンド・スタイルでオリジナルを制作したり、県外のアーティストの音源やコンサートなどにも積極的に参加している。琉球古典音楽もまたしかり。美しさは絶対的なもの。しかし、若い人たちにとって退屈に感じる部分もあるかもしれない。「クラブで古典舞踊を踊れる音楽を」という発想から新しいアプローチで新音源を制作しました。琉球音楽家として譲れないラインは、曲の尺をそのまま活かすこと。クラブ・サウンドに沖縄音楽の要素を取り入れた音は数々あるけど、切り貼りしている作品が多い。琉球古典音楽とダンス・ミュージックとの真の融合とは、曲本来の流れを断ち切らないこと。プロデューサーの山木氏もそこを理解してくれたからこそ、すばらしいコラボが実現した。琉球音楽の未来を感じて欲しい。

2012年7月13、20日放送分の収録後のNHK-FM番組『沖縄ミュージックジャーニー』アフタートークです。

【よなは徹 PROFILE】
1976年北谷町謝苅出身。琉球古典音楽家、歌者。3歳から培った歌、三線はまさに沖縄音楽の本道。数々の芸歴と受賞といった実力を持ちながら新しい島うたの世界を切り開いている。ソロ名義では2002年の『よざれ節』を皮切りにこれまで4枚のアルバムをリリース。

【よなは徹/RYUKYU SUCCESSION DANCE RHYTHMS FROM OKINAWA】
EXILE、倖田來未などのプロデュースやアレンジ、リミックスを手がける日本R&B界の鬼才、山木隆一郎との出会いで琉球古典音楽とダンスミュージックの融合を実現 !
RELEASE:12年6月27日
W4M Recordingsより配信開始
配信:www.w4m-recordings.com/
※ iTunes, Amazon MP3など主要配信サイトにて順次リリース予定!


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