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2012年9月2日

宮沢和史 INTERVIEW 02 沖縄音楽旅行Vol.03

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多くの人の心の中で響き続けるTHE BOOMの「島唄」。当時、宮沢和史が見た沖縄の歴史は、あまりにも想像を超えた現実があった。この楽曲が生まれ、地球の裏側でも歌い継がれること20年—。「島唄」が人々の心に深く広く浸透していった道を辿る。宮沢和史 INTERVIEW 02

— 「島唄」以降、宮沢さんと沖縄の接点は、かなり深いものがありますよね。
宮沢 沖縄から離れて作品を作ったことはないです。どのアルバムにも沖縄に関わる楽曲が入っていますが、今年1月にリリースしたシングル「シンカヌチャー」をきっかけに、新しい扉が開きました。この楽曲はDIAMANTESをはじめ、沖縄の仲間達と一緒に制作しました。楽曲を作っている時、アルベルト城間に「宮沢さん、なんでそんなに沖縄の血にこだわるの?宮沢さんは20年も沖縄のことを考えながら音楽を作って、こんなに沖縄を愛しているんだから、ウチナーンチュだよ」と言われて、ハッとしたんです。世界中の沖縄を愛する人が「ウチナーンチュ」という枠をとっぱらって、「シンカヌチャー」としてひとつになれるときが来たんだと感じました。そこからはどんどん沖縄の芸能の懐に飛び込んで、いろんな方と交流を行っています。

— 昨年リリースされたアルバム『よっちゃばれ』からも、沖縄のアイデンティティを強く感じます。
宮沢 「日本人の親善美、誇りを取り戻そう! 」というメッセージを込めたアルバム。この20年で沖縄は大きく変わりましたよね。それぞれのアーティストが果たした役目も大きいものがあります。沖縄料理が県外で好まれていたり、三線教室が普通にあったり。20年で変化した沖縄のコミュニティーの形成を見ていると、一人ひとりの沖縄に対する誇りが強いからこそ、現在の沖縄があるんじゃないかと感じています。このアイデンティティは、世界でも通用すると思っています。日本人としての誇り、国を愛する気持ちをあやふやにせず、胸をはって生きてほしい。『よっちゃばれ』を聴いて、その部分を感じてもらえればうれしいです。

— 47都道府県を巡るツアー「寄り道四十七次〜花鳥風月〜」もスタートしてます。
宮沢 3月11日、東日本大震災が起きて、自分自身が何ができるかってことをすごく考えました。今回47都道府県を巡りたいと思ったのは、震災から一年経った日本各地を隈なく見て感じたかったからなんです。震災を受けた被災地も復興の進行が県によって違う。そういう現実をしっかりと感じて、『よっちゃばれ』の次に伝えたいテーマを掴みたい。みんなの元気な姿も見たいし、今感じること、伝えたいこと。それに正直に歩んでいきたいです。

宮沢和史 INTERVIEW 01

【宮沢和史 PROFILE】
89年、THE BOOMデビュー。92年に発売した「島唄」が大ヒット。シングルは150万枚を超えるセールスを記録した。ソロ、GANGA ZUMBAとしても活動しているほか、DIAMANTES 、大城クラウディアなど、多くのアーティストに楽曲提供、プロデュースも行っている。


【THE BOOM/よっちゃばれ】
RELEASE:11年11月23日
【CDのみ】CODE:VFCV-00090 
PRICE:3,150円(tax in)
【CD+DVD】CODE:VFCV-00089/B 
PRICE:3,600円(tax in)


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