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2011年12月30日

知名定男、喜納昌吉、照屋林賢、沖縄の三ツ星が揃った「三線SUMURAI 」ライブレポ公開!!

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こんにちは、mikiです。
今日は12月1日に行われた
沖縄の三ツ星、知名定男、喜納昌吉、照屋林賢が出演した
「三線SUMURAI 」のライブレポをお届けします。

薄暗くなった会場に
観客の大きな拍手が鳴り響くなかスタートした「三線SUMURAI 」。
「司会の南こうせつです。
これから『三線SUMURAI 』が開催されます。
今まで何回か同じステージに立つチャンスはありましたが、
それぞれ個性の強い3人なものですからうまくいかず、
知名定男さん、喜納昌吉さん、照屋林賢さんが
一緒のステージに立つのは初めてです。
この機会を逃すと永久に同じステージに立てないよって僕が脅しました。
今日ね~なんとか3人集まったんですけど、まだどうなるか分からないです(笑)」
と笑いをとりながら、南こうせつが観客との距離を縮めていきます。

この4人の付き合いは長く、
ジャンルは違えど同じアーティスト人生を歩んできた同志でもあります。
紹介後、さっそく知名定男、喜納昌吉、照屋林賢がステージに登場。
すると、会場からは大きな拍手が湧き起こりました。
この歴史的なステージを目の当たりにしようと
会場に集まったのはファンだけではありません。
BEGIN、宮沢和史、大城クラウディアら多くのアーティストも集まり、
夢のような時間を過ごしました。
「この方たちが沖縄のポピュラーミュージックを作って、
ラップからダンスミュージック、ロックの扉を開けたと思っている。
父親が偉大な人である部分も含め、共通するところも多いのに、
なんで仲が悪いのかが分からない」と南こうせつがいうと、
「仲は悪くないですよ。ウマが合わないだけ(笑)」と
喜納昌吉が答えるなど、会場からは始終笑いが起きていました。

そんな楽しいトークも終わり、
オープニングを務めたのは最年少の照屋林賢。
上原知子らりんけんバンドメンバーと現れ、
「肝にかかてぃ」「織りなす日々/小夏」、「多幸山」、「唐船ドーイ」を披露しました。
途中、「緊張する、なんか変な気分……。定男さんの前に三線を弾くって弾きずらい」
と、どこか緊張している様子だった照屋林賢。
というのも、「黄金三星」で師匠である知名定男とのコラボが待っていたから。
知名定男が「黄金三星は名曲だと思っているよ。これは見事! 最初に俺が歌いたかった(笑)」
と話すと、その光景を焼き付けようと会場に静けさが戻り、
「黄金三星」をラストに南こうせつ、照屋林賢のトークへと移っていきました。

そして、次に現れたのは、喜納昌吉。
「まずはデビュー作、13歳の時に作った曲から……」と話すと、
いつもはラストに歌うという「ハイサイおじさん」から賑やかにスタート。
そのあと、「東崎」、「金網のない島」、「花」、「火神」を熱唱しました。
メッセージ性の強い曲に、時折起る拍手が印象的だったステージ。
名曲の数々が色あせることなく、沖縄に生きる人々のアイデンティティの象徴となっていて、
曲の持つ力が一層増していることを感じた瞬間でもありました。
ライブ後の南こうせつとのトークの中で、
南こうせつに「平和運動もしているのに、なぜ3人が争っているのか分からない」と言われると、
「そこが最後に飛び越さないといけないところなんだけど、いちばん難しんだよね(笑)」
と答えた喜納昌吉の言葉に、会場からは大きな笑いが起きました。

トリを飾るのはやはり、知名定男。
トークを挟まず「はんた原」を歌い始めると、一瞬にして会場の空気が変わり、
知名定男の世界へと観客がすぅーっと引き込まれていく。
照屋林賢が沖縄でいちばん三線を弾くのがうまい! と豪語する三線からは、
やはり荘厳さと人情、唄者としての誇りが伝わってきた。
その後、持ち前の絶妙なトークや先輩の歌い方のマネを披露し、
何度も会場を湧かせると、「山端に越地」、「恨みの嵐」を披露。
来年、3月25日に活動して55年を迎えることからメモリアルイベントがあることを報告すると、
あの名曲「うんじゅが情けどぅ頼まりる」を会場のお客さんと一緒に歌い上げた。
そして、ここで「南こうせつが司会だけではダメでしょ」と促し、
ギターの持ってきていない南こうせつに照屋林賢がギターを手渡すと、
南こうせつと知名定男コラボよる「神田川」が会場に響いたのでした。

3人のステージが終わった後は、
知名定男、喜納昌吉、照屋林賢の父である、
知名、喜納、照屋林助の写真をバックに思い出話に花を咲かせ、
父親が手がけた楽曲をそれぞれが歌うことに。
照屋林賢が「ジントーヨーワルツ」を歌うと、知名定男は「裏座小」を。
そして、喜納昌吉が「嘆きの桜」を歌い終わると、
ラストに出演者全員がステージに上がり、「豊年音頭」を3人で熱唱しました。
アンコール後、ステージ上で演奏する楽曲を決め選ばれたのは、嘉手苅林昌の「時代の流れ」。
それぞれのアーティスト色で「時代の流れ」が歌い終わると、
会場からの手拍子が拍手に変わり、
コザの街に新たな歴史を刻んだ歴史的なコンサート「三線SUMURAI 」は幕を閉じました。



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