写真家 砂守勝巳（1951~2009）の展覧会が、原爆の図 丸木美術館
（埼玉東松山市）にて2020年2月22日（土）〜4月5日（日）に開催。砂守勝巳は、沖縄本島生まれ奄美大島育ちの写真家。主に写真週刊誌を 中心に活動し、その傍ら、フィリピン出身の沖縄米軍軍属で生き別れとなった父を訪ねた旅を主題にした作品も残している。本展は美術評論家の椹木野衣をゲスト・キュレーターに迎えた展覧会。椹木は「生前の砂守がその仕事に見合うだけの評価を得られなかった」と評し、その仕事に離散の痕跡を見出している。初の大規模展となる本展では、未発表作品を含む約100点を展示し、没後10年を経た写真家 砂守勝巳を再発見し、光を当てる展覧会となる。初日（2月22日）には椹木野衣氏、砂守かずら氏によるオープニン グトークおよび記者発表を展示会場で実施。「砂守勝巳 黙示する風景」をご堪能ください。

【展覧会】砂守勝巳 黙示する風景
日程：2020年2月22日（土）〜4月5日（日）
時間：9:30～16:30（2月まで）9:00～17:00（3月から夏時間）
会場：原爆の図丸木美術館
住所：〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
問合：0493-22-3266（原爆の図丸木美術館）
詳細：原爆の図丸木美術館公式サイト

【展覧会】砂守勝巳 黙示する風景　オープニングトーク
日程：2020年2月22日（土）
時間：14:00~
会場：原爆の図丸木美術館 企画展示室
出演：椹木 野衣（美術評論家）、砂守かずら（モデル、エッセイスト）

【砂守勝巳】
1951年沖縄本島に生まれ、奄美大島で少年時代を送り、15歳で大阪へ。プロボクサー（神林拳闘会）を経て写真家となる。1975年3月、大阪写真専門学校（大阪ビジュアルアーツ専門学校）卒業。1984年、ドキュメント・フォト集『大阪流転』 で月刊プレイボーイ誌のドキュメント・ファイル大賞奨励賞受賞。1996年、第15回 土門拳賞・第46回日本写真協会新人賞受賞。2009年6月、胃がんにより57歳で死去。著書に『カマ・ティダ-大阪西成』 （IPC、1989）、『オキナワン・シャウト』（筑摩書房、1992、『沖縄シャウト』と改題し2000年に講談社文庫）、『漂う島 とまる水』（クレオ、1995）、『オキナワ紀聞』（双葉社、1998、『沖縄ストーリーズ』と改題し2006年にソニーマガジンズより刊行）など。

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