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オキナワ×エストニア ナイト! TRAD.ATTACK! SHIMMER GOLD TOUR 2018

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沖縄にいながらにして世界のロックサウンドの潮流を体感
「オキナワ×エストニア ナイト! TRAD.ATTACK! SHIMMER GOLD TOUR 2018」
2018年10月13日(土)桜坂劇場ホールAにて開催!!

Trad.Attack!(トラッド・アタック)は、北欧エストニアで15年以上活躍してきた3人が、2014年に始めたバンド。伝統音楽に現代の感覚やエッセンスを融合し、独自の世界観を作り上げ、エストニアの音楽シーンを覆した。その音楽は、エストニアの民謡歌手や楽器演奏家が、日々の暮らしや祭りの中で生み出してきた素晴らしい音楽にインスピレーションを得ている。こうした彼らの音楽の背景は沖縄の音楽に通じる部分も多い。多くの刺激が得られるライブになるはずだ。

沖縄からはルーツとモダンを凝縮した新作の評価も高く、勢いに乗るマルチーズロックが登場。この両者、実は2016年にスペインでのWOMEX(the World Music Expo)に出演、ニアミスしている。マルチーズ・ロックは、韓国・ソウルで開催の世界中からインディペンデントなアーティストが集うライブハウスフェス、Zandari Festaに参加し帰国直後のライブとなる。

沖縄にいながらにして世界のロックサウンドの潮流を体感することができる「オキナワ×エストニア ナイト! TRAD.ATTACK! SHIMMER GOLD TOUR 2018」、ぜひ会場へ足を運んでいただきたい。

オキナワ×エストニア ナイト!
TRAD.ATTACK! SHIMMER GOLD TOUR 2018

日程:2018年10月13日(土)
時間:開場16:30 開演17:00
料金:一般前売3,500円 当日4,000円 小中高校生前売1,000円 当日1,500円
   ※入場時別途300円の1ドリンクオーダーが必要 未就学児膝上無料(全席自由)
会場:桜坂劇場ホールA
住所:〒900-0013 沖縄県那覇市牧志3-6-10
出演:TRAD.ATTACK! (トラッド・アタック)Estonia/エストニア
   Maltese Rock (マルチーズロック)Okinawa/沖縄
問合:098-860-9555(問合せ&電話予約)桜坂劇場
詳細:桜坂劇場 Official Website

チケット販売店
桜坂劇場窓口/イープラス・ファミリーマート各店/ローソンチケット/チケットぴあ/コープあぷれ/リウボウプレイガイド/生活の柄/groove

TRAD.ATTACK! MEMBER
Sandra Vabarna サンドラ・ヴァバルナ (wind instruments)
伝統音楽に囲まれて育ってきたサンドラは、最初にエストニアバグパイプを手に取った。 彼女が13歳の頃、女性バグパイパーとして、バンドリーダーとして民謡音楽を普及する役目を与えられた。

Jalmar Vabarna ヤルマル・ヴァバルナ (string instruments)
ヤルマルはセト(エストニア南西部の少数民族)出身である。 セトは独自の王国と王を持ち、またレーロと呼ばれる伝統歌で知られる文化も持つ。 ヤルマルの曽祖母アン・ヴァヴァルナはエストニア国内では著名な民謡歌手の一人である。ヤルマルの母と姉は、その伝統を継承しており、彼もまた伝統文化の中で成長してきたのも当然のことであった。

Tõnu Tubli トヌ・テュブリ (percussion)
父が吹奏楽オーケストラの指揮者であったことから、トーヌは歩き始めるより先に吹奏楽を始めた。程なくして彼はトロンボーンとドラムを始めたが、現在エストニアでは最も引く手数多のドラマーとなった。

エストニアという国
フィンランド、ロシアと共にフィンランド湾に面する3つの国のひとつつで、湾をはさみフィンランドから約90km南に位置する。また、バルト海東岸に南北に並ぶバルト三国の中で最も北の国でもある。国土は北はフィンランド湾、西はバルト海に面する。南はラトビア、東はロシアと国境を接する。面積は九州本島の1.23倍。国連の分類では北ヨーロッパの国である。
中世ハンザ都市として栄えた港湾都市でもある首都のタリンは、フィンランドの首都ヘルシンキ、ロシアのサンクトペテルブルクと同じく、フィンランド湾に面する主要都市のひとつである。特に対岸のヘルシンキとの往来が活発である。

13世紀以降、デンマーク、ドイツ騎士団、スウェーデン、ロシア帝国などの支配を経て、第一次大戦後1918年ロシア帝国より独立。第二次大戦中1940年ソビエト連邦が占領、翌1941年独ソ戦でナチス・ドイツが占領、1944年ソビエト連邦が再占領し併合。1991年同連邦より独立を回復、2004年EU・NATOに加盟、2008年NATOのサイバーテロ防衛機関の本部所在国となる。

公用語はエストニア語。複数の言語を話せる国民が多い。また、Skype(スカイプ)を産んだ国であり、外国のIT企業の進出も多くソフトウエア開発が盛ん。エストニアはITを行政に活用する「電子政府」を構築しており、国外の外国人にもインターネット経由で行政サービスを提供する「電子居住権」(E-Residency)制度に1万5000人以上が登録している。この制度は投資を呼び込むとともに、エストニアに好意的な人を世界で増やして、ロシアに対する抑止力を高める狙いもある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Maltese Rock (マルチーズロック)
1997 年結成。那覇市の栄町市場を拠点に活動。詩人、フォーク、ロック、沖縄民謡の唄者のバックを独自のアレンジで務め、舞台音楽も手がける。多様な音楽を貪欲に消化し、独自の世界観を体現する。2015 年アルバム『ダウンタウンパレード』発表。そのパフォーマンスは国内外で評価が高く、2016 年にはポーランドのワルシャワ、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステラ(WOMEX)で演奏。国内の音楽フェスからも多くのオファーが寄せられる。メンバーは、もりと(Vo G)、ホールズ(G)、上地gacha一也(B)、糸満あかね(Sax/Key)、竹内新悟(Dr)。最新音源は、2018年6月にリリースしたアルバム『音舟|OTOBUNE』。

TRAD.ATTACK! オキナワ×エストニア ナイト!に寄せて

伝統音楽にモダンな風を送り込み
エストニアの音楽シーンを大きく覆した3人は、世界を目指す

 3人だけで演奏しているとは思えない、ふくよかで広がりのある大音量サウンド。TRAD.ATTACK!(トラッド・アタック!)は、伝統音楽に現代の感覚やエッセンスを融合し、独特な世界観を作り上げ、大舞台で演奏することで、エストニアの音楽シーンを大きく覆した!

 エストニア出身の3人のメンバーは、幼少期から良き友人で、音楽に囲まれて育ち、15年以上音楽シーンで活躍してきた。 2014年、最初のきっかけは、遊びと実験を兼ね備えたシンプルなものだった。エストニアの伝統音楽をベースに、それとは別の音楽を遊び感覚でやってみたいという思いでバンドを結成する。決まりや限界を設けることなく、音楽が常に新鮮さと驚きで溢れることを意識して、公の場で演奏するつもりさえなかったという。「タリン音楽祭2014」に応募した時はバンド名もなく、持ち曲も5曲だけだった。しかし30分の短いショーケースは大きなインパクトを残した。

 TRAD.ATTACK! (トラッド・アタック!)の音楽は、仕事や遊び、お祭りの中で音楽を生み出し、演奏してきたエストニアの素晴らしい民謡歌手や楽器演奏家たちの音源にインスピレーションを得ている。例えば、長い間眠っていた村の伝承歌などの伝統音楽を取り入れ、12弦ギター、ドラム、ホイッスル、バグパイプ、ハープからリズミカルでダイナミックな演奏を生み出してステージを繰り広げる。民謡は彼らの出発点ではあるが、彼らの境界点、到達点ではない。彼らは若い現代人であり、そうした声や音楽を21世紀へ意欲的に持ち込んで、自らの伝統を耳と心と魂で支えている。TRAD.ATTACK(トラッド・アタック!)は、様々な文化スタイルと音楽ジャンルを融合する実験場なのだ。

 デビュー曲「Kooreke」の大ヒット以降、TRAD.ATTACK!(トラッド・アタック!)は、エストニアで19部門の音楽賞を受賞。デビューアルバム「AH!」で、世界的に知られることとなった。観客や音楽評論家の肯定的意見を得る中で、自分たちの状況をより真剣に捉えるようになった。新鮮で自由な音楽に対するアプローチや、メンバー間の友情によって特別なエネルギーを生み出せると思えたのだ。彼らは自分たちの成功について驚きを隠さないが、それ以上に今もすべてを楽しみながら過ごしている。

 2017年5月にはニューアルバム「Kullakarva-Shimmer Gold」をリリースし、世界ツアーを行った。エストニアがEU評議会の議長国を務めることになった2017年7月から、エストニアが建国100周年を迎えた2018年いっぱい、ヨーロッパの国々を巡るツアー”All Around Europe”を行った。
 バンドは初めてのコンサートの時、最終的には世界中、全ての国々で演奏する目標を半ば冗談で掲げた。 意外なことに、この目標はこの4年間で少しづつ実現味を帯びてきている。 この間「WOMEX(the World Music Expo)」や「Eurosonic」、「Transmusicales」といった巨大ショーケースを含む、世界33カ国でツアーを行ってきた。 目標達成まで、あと163カ国となっている。

北京、サンティアゴ、カトヴィッツェ、沖縄

 TRAD.ATTACK! (トラッド・アタック!)を最初に聴いたのは、2016年4月、中国・北京での「Strawberry Festival」。市内のホテルから会場までのバスの中で、マネージャーのJulianaと知り合った。連休中の北京はひどい交通渋滞で、「自分のバンドのライブに間に合わない〜」と焦り気味に話していたのが彼女だった。結果的に滑り込みでステージには間に合って、私もTRAD.ATTACK! / トラッド・アタック!のライブを聴くことができた。そのパフォーマンスは文句なしに圧倒的で、北京のオーディエンスの反響もとてもポジテイブだった。「TRAD.ATTACK!」というバンドの名前は、私の中にも深く刻まれることになった。

 彼らとの再会までに、さほど時間はかからなかった。同じ年の10月、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステラで開催された「WOMEX」のショーケースに彼らが出演した。すでにヨーロッパでの知名度は圧倒的で、演奏も北京の時よりも格段に素晴らしかった。この時にも「機会があれば日本にも来て欲しい」とJulianaと話していたと思う。単独で招聘するのはさすがにハードル高いので、「日本にツアーで来ることがあれば沖縄も日程に入れてね」という程度ではあったのだが……。

 「来年10月に日本に行くことになったから」。昨年、ポーランドのカトヴィッツェで会ったJulianaは、顔を見るなりそう話した。「日本のプロモーターに、あなたのことを紹介しとくからよろしくね」。この頃すでに、TRAD.ATTACK! (トラッド・アタック!)は飛ぶ鳥を落とす勢いで、世界から引っ張りだこという状況になっていて、今回の公演に向けて具体的に転がり始めることになった。

 エストニアの伝統音楽を、ある種、攻撃的とも言える感覚でアレンジ、再構築したTRAD.ATTACK! (トラッド・アタック!)。民俗的でやや敷居が高い印象のルーツ音楽も、一旦彼らのフィルターを通すことで、ロックの持つ新たな爆発力を備えることになる。それは、先人たちの音楽への尊敬や魂の継承といったことが下地としてあって、音楽を単に素材として用いるということとは明らかに異なる。そうした彼らの誠実で斬新なアプローチは、沖縄のアーティストにも新しいインスピレーションを与えてくれることになると思う。
野田隆司(桜坂劇場・Music from Okinawa)

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